『我が偽りの名の下へ集え、星々』紹介ブログ

カクヨム掲載中、ファミ通文庫より発売予定のライトノベル『我が偽り名の下へ集え、星々』の紹介ブログです。

みんな大好き黒歴史ノート( =゚ω゚)ノ その3

2017-05-17 | コラム、こぼれ話
さて、カクヨムでの『我が偽りの名の下へ集え、星々』は49話で一旦終了です。実は書き下ろした分は四百字詰め原稿用紙で800枚ほどあるのですが、今回の掲載分そして5月30日発売のファミ通文庫版はその前半部分という事になります。後半の発売時期は文庫の売れ行き次第という事になりますのでよろしくお願いいたします。
そんなわけで49話までお読み戴いた皆さま有り難うございます。その中でも私の作品の熱心な読者の方々は、49話で出てきたあの御方のミドルネームに「おやっ?」と思われたかも知れません。
「シド・ワールマン・ベンディット」
しかも「オタク趣味」。違いはイケメンか否か(^^;。
他にも「リープストリーム」「ドーヌム」「ミナモト家」「要塞艦ヴィクトリー」等々……。
二〇〇七年にソノラマノベルズから刊行された『英雄は泣かない』にも同じ名称が出てきてる事に気付かれた熱心な読者もいらっしゃるかと思います。。
さて、じゃあ本作はその続編かと言いますと……。実は違います。
我が黒歴史ノートに記された(^^;「ミロ」を何とか作品にしたいなあと思っていたのですが、なかなか詳細を詰める時間がありませんでした。何しろ黒歴史ノートなので主人公の名前や大雑把な設定しか書いてありません。しかしある時、ふと『英雄は泣かない』と読み返していて、ふと気がついた「この設定、『ミロ』と矛盾なくつなげられるんじゃね?」。『ヤマモト・ヨーコ』や『トゥインクル☆スターシップ』はともかく、もともと戦記物だったので相性は良さそうです。
そんなわけでまず最初はソノラマノベルズ=朝日ノベルズ編集部の担当さん(当時)に企画を出したのですが、お返事は「現状、うちでは難しい」という返答でした。
ところが渡りに船とばかりにファミ通文庫編集部から「戦記物、艦隊戦ものを書いてくれませんか?」と打診がありまして、こちらの企画を出したところ「これで行ってみましょう」。朝日ノベルズ編集部の担当さん(当時)に一応お断りを入れたのですが「問題有りません」という事で、ファミ通文庫さんで刊行させて戴く事になったのです。当初はノベルズ用に考えていたので、いきなり800枚コースになってしまったわけですね(^^;。
もっとも続編という事ではありません。『英雄は泣かない』をお読み戴いた方はお分かりでしょうが、微妙に設定などが違います。地球を壊滅させるに至った重力兵器については、かなり違いますし、これは『英雄は泣かない』終盤で重要な鍵になるので、まったく別の世界でないとつじつまが合わなくなるのですよね。
そんなわけで『我が偽りの名の下へ集え、星々』は『英雄は泣かない』とは完全なパラレルな別作品という事になります( =゚ω゚)ノ。まぁ「コルホネン提督」はどこかに出したいですが、それはシリーズが続いたらという事になりますね。