『我が偽りの名の下へ集え、星々』紹介ブログ

カクヨム掲載中、ファミ通文庫より発売予定のライトノベル『我が偽り名の下へ集え、星々』の紹介ブログです。

主要登場人物紹介(ネタバレあり版)第二回

2017-05-31 | 登場人物(注意:ネタバレあり)
文庫版発売記念「主要登場人物紹介(ネタバレあり版)」第二回( =゚ω゚)ノ。

今回は「ミロ・ベンディット」です。

ネタバレがありますので、トップページには掲載しておりません。
こちらのリンクから飛んでください。
出来ればファミ通文庫版、カクヨム版をお読みの上、ご覧下さい。

主要登場人物紹介(ネタバレあり版)

2017-05-30 | 登場人物(注意:ネタバレあり)
本日ファミ通文庫版『我が偽りの名の下へ集え、星々』が発売になりました。
文庫版発売を記念して「主要登場人物紹介(ネタバレあり版)」を掲載いたします( =゚ω゚)ノ。

第一回は「アルヴィン・マイルズ」です。

ネタバレがありますので、トップページには掲載しておりません。
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出来ればファミ通文庫版、カクヨム版をお読みの上、ご覧下さい。

神聖派

2017-05-29 | 設定:社会
神権派、神君派とも呼称する。
前王朝シュトラウスを支持する勢力は少なくないが、その中でも神聖派は特に過激でカルト的とも言える。彼らはシュトラウス朝初代皇帝ヴァルデマールを神君と呼び、その子孫は神から銀河皇帝足る権利を与えられた、神聖な血統と考えている。
元を正せばシュトラウス朝第六代皇帝バルトロメウスが、帝国の支配を確実にするためにヴァルデマールを神格化した事に始まる。それはいわば「シュトラウス教」とでも言うべきものであったが、帝国臣民には受け入れられず、バルトロメウス帝の死後はほとんど忘れされられていた。しかし初代皇帝ヴァルデマールを信奉する一部貴族や裕福な市民に間では、密かにそして脈々と受け継がれていたのである。
彼らにとって神聖なのはあくまで初代皇帝ヴァルデマールの血縁を受け継ぐもの。シュトラウス朝第十代皇帝ルートヴィッヒは、ヴァルデマールの兄ヴィルヘルムの子孫であり、神聖派にとっては崇拝の対象とならない。そしてルートヴィッヒの子孫である現シュトラウス公爵家も同様であり、むしろ敵意をあらわにする場合さえ有る。
神聖派にとって主人はヴァルデマールの血統を継ぐ者しかいないという建前もあり、明確な指導者は存在しない。
シュトラウス朝最後の皇帝ヘルムートは、退位後、とある惑星で軟禁されてその生涯を終えたと言われているが、長男ヘルベルトは行方は分かっておらず、また子供がいたという信憑性の高い情報もある。
3020年現在、ヘルベルトもしくはその子を見つけ出し、再び帝位に就ける事が神聖派の悲願となっている。

惑星アルケー動乱

2017-05-28 | 設定:歴史
汎銀河帝国側呼称「惑星アルケーの騒乱」。当時フィネガン恒星系と共に二大市民自治領と言われたアルケー恒星系の自治権返上を巡る戦闘を指す。
アルケー恒星系は皇帝グレゴールが要求する「自治権の返上と皇帝が派遣する総督の受け入れ」「市民の強制移住」「自治領軍の解体」を無視し続けていた。さらにアルケー自治領防衛軍は、オデッセウス作戦で壊滅、敗走した元ウーラント軍将兵を多数雇用しており、皇帝グレゴールはこれを危険と見なしていた。
3016年、皇帝グレゴールは自ら艦隊を率いてアルケー恒星系惑星アルケーIに進攻。約23時間(惑星アルケーIの一自転周期)の猶予を与えた上で、要求の全面受け入れを求めた。これに対してアルケー自治政府は明確な対応を示せなかった。もともとアルケー自治領政府は皇帝グレゴールの自治権返上要求についても、現実的な問題として検討しておらず、棚上げにしたままだったのである。
具体的な対応が取れない自治政府に対して、血気に逸ったアルケー自治領軍の一部将校は、期限を待たず帝国軍に対して一方的に攻撃を始めてしまった。この際、帝国軍側は宙雷艇二隻撃沈、ヤマシロ(Y)級巡洋艦ヨーク小破という被害を蒙った。これを要求拒絶、徹底抗戦の構えありと認識した皇帝グレゴールは、軍事力を持ってアルケー自治政府の排除を決断。本格的な戦闘が始まった。
全自治領の中では屈指の戦力を誇っていたアルケーだが、帝国正規軍の前にはなすすべも無かった。ここに至りアルケー自治政府は元帝国市民議会議員アーサー・マイルズに皇帝グレゴールとの交渉を一任した。マイルズはすでに政治の一線を退いて久しく、グレゴールと面識があるといっても、それはかつての政敵という間柄であった。自治政府は明確な方針を持っておらず、一任と言っても事実上それはマイルズへ丸投げしたも同然であった。
マイルズは自治権返上を飲む代わりに、総督の受け入れと強制移住について交渉しようとしたが、これを良しとしないアルケー自治領軍の将校はその身柄を拘束。交渉は頓挫した。
結局、半日余りの戦闘で帝国軍はアルケー自治領軍を壊滅させ、惑星アルケーIを制圧した。この際、惑星アルケー首都上空で激しい戦闘が行われ、一般市民にも甚大な被害があった。
アルケー自治政府と自治領軍が頼みとしていた元ウーラント軍将兵だが、帝国軍の脅威を体験している彼らは、戦闘が始まる前に逃走。またアルケー自治領軍も敗色濃厚となると惑星を見捨てて逃走した。
その後、アルケー恒星系は自治権を剥奪され、市民は他の恒星系へ強制移住。総督が着任後、新たに別の恒星系から移住してきた市民の元で復興している。