マッサージ

もうすぐ誕生日がやってきます。
全然嬉しくない年齢ですが、律儀に毎年きっちりやって来るわけです。

明日から12月という話から、朝食のときにその話題になったんですが

「〇〇才の誕生日やな」

と、息子。

や、まあ、そうなんですけどね。
あまり聞きたくない数字・・・。

そんな前振りがあり。

お昼に大学から帰ってきた娘と誕生日の話になって

「ところでお母さんはプレゼントに何が欲しいの？」

毎年娘は誕生日プレゼントをくれるので、今年は何が欲しいのかと聞かれたわたし。

「今、一番欲しいのは息子の優しさ」

と、言ってみました。
外面は最高にいいヤツですが、その分家族に対する甘えと言いますか、今は特に受験生だってことでイライラしてるせいもあって不機嫌なことが多い息子の優しさが欲しい～！と嘆いてみました。

「それ、わたしが一番欲しいかも」

そうだった。
一番の被害者は娘だ・・・。

困ったときはお姉ちゃんに頼るくせに、普段はどこまでも横柄な弟。

そんな話でプリンを食べながら盛り上がった午後でした。



そして。

珍しく早く帰宅した息子。
夕飯を食べたあと、テレビを見つつダラダラしているので肩たたきを頼んでみました。

「え、俺今握力50以上あるけどいいの？」

いやいや、誰が全力でやってくれって言うのよ・・・。

「優しーーーーく、ほどほどの力加減でよろしく」

肩こりを知らない人ってたいがいマッサージは下手じゃないですか。
オットも肩こりを知らなくて、一度マッサージを頼んだら、これがまあ絶望的に下手だったのであまり期待はしてなかったんですが。

いやもう気持ちいいのなんのって！！！

「肩こりはないけど肩の筋肉が張ったりするしだいたいわかるで」

だそうです。

ここはひたすらおだてる作戦が有効でしょう。
オットには悪いけど

「お父さんに頼んだらすっごい下手やったけど、アンタうまいわー」

と、全力で褒めちぎってみました。
実際うまかったですし。

5分ほど経ったところで

「先に言うけどなー」

って言い出したので、きっともうおしまいって話なんだと思ったら

「あと5分だけやで」

ですって。
幸せな10分でした♪



その話をやっぱり酷い肩こりに悩まされてる娘に自慢したら

「良かったやん。お母さんが欲しかった優しさの誕生日プレゼントやな」

えっと・・・。

それはそれ、これはこれで。