『超人バロム・1』(ちょうじんバロムワン)は、さいとう・たかをの漫画『バロム・1』を原作とする東映、よみうりテレビ制作の特撮テレビドラマ作品。1972年4月2日から同年11月26日まで、日本テレビ系で毎週日曜19:30 - 20:00(JST) に全35話が放送された。さいとう・たかをによる原作からは、設定の一部の流用を除き、デザイン、ストーリーは大幅に変更されている。
ドルゲ事件
放送開始から4ヶ月が過ぎた1972年8月25日、朝日新聞社が「『”魔人ドルゲ”は僕じゃない』『友だちがいじめる』『同姓の坊や 仮処分申請』『偶然の一致、変更ムリ』」などの見出しで、「神戸市に在住していたドルゲ姓の音楽大学教授のドイツ人が、魔人ドルゲがもとで息子がいじめられると放送局に抗議し、名称使用差し止めの仮処分申請をした」と報道し、社会問題となった。1972年9月26日には「『悪玉ドルゲ、童心に降参』『11月で姿消します』『読売テレビが和解 君の言い分通る』『生き生きとした顔で学校へ』」などの見出しで、弁護士を通じ和解が成立したと報道した。
番組が全35話という比較的短期間で終わったのは、この事件の影響だと言われている