点ノ記

青森県青森市在住。日々あったことを若干適当に書いています。月10回更新します。

地獄のマラソン大会

2014年05月12日 17時05分04秒 | 日記

うみねこマラソン前日。食べた夕飯にあたってしまい、深夜二時にゲーゲー吐いてしまうという最悪の状況に見舞われた(前回投稿している時点でなんか、なんとなく体がだるく調子が悪いなあとは思っていた)。

吐いたら吐き気は治まったものの、炎症か何かが起きたのかどことなく体中がぴりぴりと肌寒く熱っぽい。頭もしゃっきりしないし、体が重い。こんな状態で迎えた大会当日は、去年とは違って晴天で絶好のマラソン日和だった。

ちょっとこれは、本当にレース出場自体を検討しなければならないレベルだなと思ったものの、せっかく八戸に来たっていうのもあるし、まあタイム度外視で練習の時のようなゆったりペースで走ろうということにして、出場を決めた。

ところがいざレースが始まってしまうと、周りのペースにも流されてゆったりペースとはならなかった。そのせいで明らかに序盤でパワーが尽き、息も上がった。わざと日陰を探して走ったり、体が大きい人の後ろを走ったりなどしながら距離を稼いだ。

折り返し地点まで来て、みんな汗だくなのに自分だけあまり汗をかいていない。脱水に近い症状なのか、ちょっとわからなかったが、とりあえず命の水、給水地点で水をいつもより多く飲んで、残りを体にぶっかけて体力回復を試みた。またこのタイミングで、恒例のウォークマンを再生し気分転換を図る。

残り4キロはただの地獄の行進だった。沿道の声援がありがたくなんとかゴールしたが、さすがに今回は力をすべて使い果たしたのでラストで2人も抜かれて悔しい。しかし、こんなクソミソなレース展開をしたにも関わらず、タイムは43分54秒(36位)と、自己歴代2位のタイムで走れて驚いた。

ゴール後、ヘロヘロ状態で歩いていると大会役員の人が紙コップを差し出してきた。ありがたい、いつもだいたいドリンクが入っている。命の恩人よ、と思いながら受け取るとまさかの空っぽのコップ。信じられないことに、50メートル先のおいしい水道まで歩いて行け、とのこと。

10キロ走った人間が何を50メートル歩くのを渋るのかと思うかもしれないが、あの50メートルこそが俺の今回のラストスパートとなったよ。体調不良で臨んだ今回は地獄のマラソン大会となった。前日あたったレストランは、気のいいお店であったがさすがにもう二度と行く気がしない。

                                             ~完~