自分の部屋で好きな音楽や本と過ごす。「一人カラオケ」に出かける。
友達とは「宅飲み」。レジャーにもあまり出かけない・・・。
面倒くさがりという説も一つの側面として確かでしょうけれど、「身の丈に合った生活」で貧しい感もなく、そこそこ選択肢があって楽しめる時代になっているということですね、きっと。
もちろん、右肩上がりの時代が終わり、非正規雇用の拡大=収入が少ない若者が増えていることは大きな原因の一つでしょう。ただ、
これだけ社会全体で地球環境が悪化している・・・とか、エコな生活をしようと言っているにもかかわらず、自動車メーカーをはじめ多くの企業、そして親世代が、「今の若者には欲がない」となげき、何だかんだと理由をつけて、消費行動を盛り立てようと努力し、いまだに要らないものまで生産している気が、時々します。
このままだと若者は、能力主義反対、結婚もしない、家もいらない、となりはしないかと危惧を抱く気持ちもわかりますし、私もなんだかなーと思わないわけではありません。
コンビニエンスストアがその流れを助長しているという説も・・・(さびしくない、こまらない)。
しかし、さまざまなプレッシャーに満ちているこの社会で、「身の丈に合った生活」を奨励しながら、一方でスポーツカーを売り出すメーカーがある・・・??・・よくわかりません。
スポーツカーを所有する生活を想像してみたらわかりますが(私は想像しかできませんが)、仕事を含めてライフスタイル全般ががらっと変わってしまうはずです。それに憧れを抱く人はいなくはないと思いますが、どれほどの割合でしょう。
モノがあれば豊かという生活をある程度経験済みの若者は、もう、物欲をそれほど持たないし、そのためにいろんな物事を犠牲にしてきた親の姿、社会の姿をじっと見てきています。
親にある部分感謝もするけど・・・自分も無理してきた。
身の周りの幸せを大切にしようという姿勢、それは素敵なことだと思います。
今の便利な社会を作ってきてくれた先輩達の価値観や、これまでに機能していた社会の枠組みから考えると合致しないことが多くて皆不安になるでしょう。
でも、確かなのは、少なくとも若者のライフスタイルをこれまでの枠組みの中で理解しようとしても無理があるということです。
たぶん、枠組み・パラダイム自体がすでに変わっているのです。
さまざまなことについて、ヨーロッパ型を積極的に取り入れる時期にきているのかも・・と思う今日このごろです。
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