おとなりカフェ

パラソルカフェの手伝いに


とうとう東日本大震災から半年が経ってしまいました。

11月中旬と2月の中旬の土曜日日帰りで、宮城県東松島の小規模避難所の地域交流カフェに手伝いに行くことになりました。
その頃はきっと震え上がる寒さでしょう。行く前の風邪だけは無しにしないといけませんね。
体調整えも重要なことになるはずです。

昨日はそのオリエンテーションのためにパルシステム東京へ。
土曜日日帰りであれば、早朝に出て深夜帰宅とはいえ日常の仕事や子育てへの影響も最小限ですみます。
なるべく手土産を抱えて、ボランティアができればと思いました。
経費の一部は自己負担です。

オリエンでたまたま親しくなった人は、保育士さんで、同じ日に行けることになって喜び合いました。
ボランティアって、仕事ではない予想外のつながりや縁もできていく、これが楽しい。
このようなことに時間が使えること、とても贅沢なことです。

カフェということで、人のためのご飯作りやお茶を淹れるのが好きな私は、そういう仕事&雑用をイメージしていましたが、重要なのは傾聴することだとわかりました。

傾聴というのは簡単なようでなかなか難しい。
ロールプレイで私は60歳代の仕事を失った主婦役をしました。
地震と津波がいかに凄まじいものだったか、なぜあんなことが起きたのか。
仮設住宅に入ったら、それはそれで経済的に苦しい。将来が不安。
カフェのために東京から来てくれた人たちに感謝はするが、皆また日常に帰って行ってしまう。
そういうのって哀しいし寂しい。そんなことを切々と訴えました。

傾聴役の男性は、言葉がうまく出ず、涙を流してしまうことに。。。

傾聴に、どうすることがベストかなんて、答えなどないんですね。
(してはいけないことは、いくつかあります)
結局一人ひとりに寄り添う気持ちでいるしかないということが答え、でしょうか。

技術的なことがあるとすれば、話し手の言葉を受け止めたことを示す一番いい方法として、話した言葉やキーワードを受け手も口にすること。
これはよく耳にしますね。
伝わっているという安心感につながります。

で、これは普段の会話、子育てでも同じなんですね。
「はー」とか、「そうですか」「なるほど、そうですね」などという言葉しか言ってない気がする私自身の受け答え。だめですね。

最近子どもの思春期に悩みを深めている私には、さまざまな気づきがありました。

私も、ボランティアと称して、こうやって人にお世話になり、教えてもらい、生きている。
きっと一生不完全な私です。
そんなことを思い、与えられてばかりだなーと感じる時間でもありました。

その日の夕刻に、駅で待ち合わせした子どもとの会話では、早速(傾聴、傾聴・・・)と心の中で繰り返しました。
ともあれ、がんばらなくちゃ(笑)


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