未定

日記とたまに詩

幸せ

2017-07-26 11:11:06 | 日記
友人から幸せってなんだろう、と聞かれた。
それからしばらく幸せについて考えていたら、別の友人を思い出した。
幸せってなんだろう?なんて考えたこともなさそうな人物である。
しかし彼は概ね幸せそうである。
件の幸せについて訊ねてきた友人は、幸せになりたい、と言っている。
その二人を比べてみて気づいたことがある。
幸せとはなるものではないのではないだろうか。
うまい言い方が見つからないのでとんでもないことを言うが、今日幸せでない人は明日も幸せになれないのではないだろうか。
どういうことを言いたいのかというと、幸せとはなるものではなく、感じるものだと思うのだ。
あれが手に入れば幸せになれる。
こうなれば幸せになれる。
おそらく件の友人は幸せについてそう捉えているのだが、それではキリがないのではないだろうか。
手に入れ続けても、次々にほしいものやなりたい自分が生まれるのではないだろうか。
そしてそれら全て手にいれたとしても、果たしてそこに自分の望んだ幸せはあるのか。
今日はいい天気だ。
ご飯がおいしかった。
今朝も無事に目を覚ますことができた。
そういった一つ一つを感じることが、また、感じられるということが幸せというものの正体なのではないだろうか。

制限

2017-07-25 23:48:52 | 日記
制限があると窮屈だ。
明日の仕事のために今夜は何時には寝なくてはいけない。
太るから食べ過ぎてはいけない。
給料日までの余裕を考えると買えない。
旅行にいきたいけど、そう何日もは休めない。
本当に考えただけで窮屈だ。
しかし、制限のある中で何かを行うほうが、より楽しめる場合もあるのではないだろうか。
遠足のお菓子は三百円までだから、あんなに真剣に選ぶのではないだろうか。
あれが、いくらでも買ってきてよいのであれば、そのお菓子を手にした時、あれほどまでにワクワクしただろうか。
思うに、人生も、限りあるから楽しめるのかもしれない。

自分を許す

2017-07-10 01:09:09 | 日記
最近イライラしていた。
人に対してイライラしているのか、許せないのかと思ったら、よく考えたら自分に対してイライラしていた。
常に自分に対してイライラしているから、人の些細な行いに対しても怒りの沸点が低いのかもしれない。
何にせよ、自分をゆるせていないのだ。
泣いてばかりいる自分。
くよくよばかりして、不安ばかり抱えていること。
やるべきことがあるのに、意欲の沸かない自分。
そんな全てが許せなかった。
己を許せずに、他を許すことなど不可能だと気づいた。

無題

2017-07-07 10:01:00 | 
悲しみが積もる
雪みたいに
静かに降り積もり重さを増してゆく
気づかぬ内にこんなにも積もっていたのか
足音を消してしまうほど、悲しみは積もっていた

助けて助けて
心の中で叫ぶ
その悲鳴が外に洩れないよう、細心の注意を払う

疲れてしまった
ただ疲れてしまった

悲しみは力を奪っていく
凍った風のようだ

何を見ても、何をしても悲しいわけではない
その時楽しくても、疲れると悲しいのだ
悲しみの殻に包まれながら生きているようだ
悲しみが常にあるというのは、本当に疲れることなのだ

人は病気でもないのに休むことを許してはくれない
ただの怠け者だと思うのだ
悲しみに蝕まれているというのに
悲しみのせいで重い体を引きずっていても、誰も気づいてはくれない

ただひとり、こころのなかで悲鳴をあげ続ける

正しい

2017-07-07 09:44:45 | 日記
自分だけは自分を肯定してやらなくては、と思った。
人はその人自身を肯定する、自分と意見が合致しないこともある。
そうすると自分が悪者になることもある。
けれど自分自身が自分を悪であると見なし、他の人を庇う必要はない。
他の人は他の人で自分自身を庇うことはしているのだから、自分は自分を庇えばいいのだ。
自分を悪者扱いして、人の盾になる必要はない。
どんなにスバラシイ人でも、自身の正義、エゴに基づいて動いているのだから、自分も自分の正義に基づけばよいのだ。