碧かれいの徒然記

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五月

2013-05-28 | 俳句
壁掛けしスカーフの色夏に入る


ラジオより児童合唱子供の日


よきことの何かありさう子供の日


草の先水木の花の星灯る


夏桔梗眩しき日差しにほころびぬ


ブラームス深く流るる五月の夜


木漏れ日のくるくる日差しに遊びたり


大雑把な雨音合わせキャベツ切る


夏の月影を探して猫眠る


桜の実ざわめく葉々に憩ひをり


曇天に歌ふが如くアマリリス


演劇部発声練習初夏の風


トトロめく緑の小径夏蜜柑


瓶に挿すデルフィニウムの青涼し


紫陽花の額の碧さやプレリュード


花菖蒲紫深く佇みぬ


ほととぎす闇夜の緑濃くしたり


続きたる径の紫陽花空の星


夏蛙彩る花とメヌエット



2013-05-28 | 俳句
(この二月から四月まで母の体調不良で気分的にあまり句が作れませんでした。お蔭様で今 母は元気に復帰しました、)


二月尽カットしたての風そよぐ


春浅し森光子の真似まだ早し


花冷えや流るるラヴェル二楽章


青空を探りて満ちる桜かな


モーツァルト花に戯れ風に舞ふ


タンポポの日差し集めし午後なりぬ


春うらら母の育てし花咲きぬ


夏近しピアノカバーはレース柄


夏近し飛行機雲の弧を描く


癒えし母花瓶活けたる薔薇真っ赤