てづくり(^.^)そして小さなヨロコビの日々

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たまにサッカー話

ちょっと泣けました(長い分ですみません)

2011-11-26 05:00:29 | 日記

おはようございます。

先日サッカーチームの子たちにビーズボールを渡したのですが、思ったより
団員が増えていることがわかってあせりました

2年前(うちの下の娘が6年生の時)7名だったのになんと現在18名になって
いたのです。つくったビーズボールは17個・・・
なぜ足りたのか

それはいつも休まない子が体調不良で欠席だったからでした。

「ほっ」としたのもつかの間、「彼女だいじょうぶかしら?」

チームの保護者には足りない分は直接自宅に届けることを告げ
昨日の夜ポストインすべく彼女の家に行きました。
事情を知っている下の娘が用意してくれた「シナモン」の封筒にお手紙とビーズボール
を入れていざポストへ・・

と思ったら、暗がりから外の様子を見て私だとわかったらしく自宅からでてきて
くれたのでした。

彼女は今4年生。1年生のとき、わけあってチームに入団した子です。
ちょっと見ない間にずいぶん背ものびてお姉さんになりました。

「この間の試合いなかったから届けに来た」
「おなかがいたかったの」

「前(私がチームにかかわっていたとき)足が痛かったけど、大丈夫?」
「だいじょうぶ」

「もう寒いから入りな」
「うん。わかった」

こんなやりとりのあと別れました。
そのあと車の中で泣けました。

実は彼女は3年ほど前、お母さんをがんで亡くしお父さんとお兄ちゃんと三人で
暮らしています。

彼女は私の前の代の父母会会長たっての希望で入団しました。
しかし入団したものの、よく練習を休んでいてわがままでした。

当時のチームは保護者の手伝いが必須でしたが、会長は
のお宅はやらなくてもいいよ」と言っていました。
しかし、人にあまえる事ができないお父さんは「やめさせる」
何度か言っていて、それは私の代になっても同じでした。

現に4歳上のお兄ちゃんは男子のサッカーチームにいたのですが、
卒団まであと半年を残して退団しました。
男子のほうが保護者間で気を遣ったり、コーチの方針や態度がお父さんの考えと
違っていろいろあったようです。

当時女子チーム父母会の世話役だった私は「女子と男子は違います」
と言ってお父さんを説得したことを覚えています。

現在女子チームはクラブチーム(といっていいのかな)となり
気持ちの熱い素晴らしいコーチ陣が団員を指導してくださっています。
いわゆる「車だし」や「当番の仕事」もコーチ陣がやってくださるので、
昔よりなくなっていると思います。
たぶん固定の当番自体はないじゃないかな。

なぜそういう体制になったか・・
それは私の代で前出の彼女をどうしても団に残してあげたかったから

しかしお父さんはほとんど仕事や介護のことでこられない・・
当時は保護者の数も少なく当番が組めない・・

ならば・・と人数減少を理由に当番を廃止しました。
ただでさえ試合の多いチームでしたが、ほとんど私ともう一人の役員が付き添い、
他の父母に負担をかけないようなんとかやりくりしました。

それでもおにいちゃんが退団する際も半年間の休部を余儀なくされ
かわいそうでした。(本人はサッカーが大好きになっていたので)

ただ監督の要請で試合のたびに声をかけると来てくれました。
お父さんも少しずつ折れてきてくれたのだと思います。
よくある話かもしれません。
しかし当時のわたしには決断することが多く、重くのしかかって仕事と両立できず、
途中仕事を辞めてしまったのでした。

当時は仕事の人間関係で悩み、連日の当番での外出がたたり肉体的精神的に限界で
とうとう倒れてしまったのです。

結局はチームに残ることができました。
私を含め当時の父母会のことを見て「それならば」と立ち上がってくれた
サッカー世代のお父さんたちがコーチをかってでてくださったのです。
(じつは父母会で副会長として働くといってくださったのですが、コーチの資格も
取ってもらったので、コーチになったようです)

そんな経緯があって今は右サイドバックとしてチームになくては
ならない存在になっています。

その成長を暗がりながら見ることができて思わず車の中でほろっときたんですね。
「あの時の判断を誤らなくてよかった」

現在私はその時の経験から子供達にかかわる仕事をしています。
にかかわったから見つけることができたんだと感謝しています。

当時のことを思うとつい泣けてきます(実は今も)
必死だったし、仕事を辞めてしまった自分が「敗北感」でいっぱいだったんです。

「どうしてもっとねばれなかったんだろう」「わたしはだめだ」

でも今私は教師になりたいという夢ができました。
かなうかはわからないけれど、をはじめのおかげです。

あと2年あまり、が卒団するまでは見届けたいと思います。





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