パート先のお店(喫茶店)に
二人組のみおばあちゃま(80歳位だろうか・・)がお見えになった
禁煙席は満席だったのでカウンターに座られた
丁度カウンター内で調理をしていた私に
「ここの評判は良く聞くのよ!美味しいって
だけどもう年だし足も悪いし
なかなか出て来れなくてね~
今日やっと来れたわ」
と微笑みながらおっしゃった
一人のおばああちゃまは杖を
もう一人のおばあちゃまはシルバーカーを
押している状態で
行きはタクシーで来られたと言う
そんな状態でわざわざ珈琲を飲みに来てくださった
ってホントに嬉しい事です
そして珈琲とホットサンドを提供すると
「美味しいね~
美味しいね~
また来れるといいね~」
と、おばあちゃま二人で会話をしているのが聞こえてきた
また来たいと思われるお店であることがとても嬉しい
(自分のお店ではないけれど・・)
そしてゆっくりして頂けたのでしょうか
帰る準備をしながら心配そうに
「ここの入口 ニ、三段の階段があるのよね・・
私 手押し車なの・・どうしましょう・・」
と おっしゃった
「従業員がお手伝いしますので大丈夫ですよ」
と言うと
「あらホントに・・すみませんね お手数掛けます」
と 最後まで丁寧なおばあちゃま
そして丁度お会計も私が担当したので
ドアの外まで誘導し階段は先にシルバーカーを下ろし
次におばあちゃまの手を取り
ゆっくり階段を一緒に降りた
一段一段 足を下ろすのが辛そうでした
そして最後に
「ほんとに何から何までありがとうございました
また珈琲飲みに来ますね~
ありがとー」
と言って二人のおばあちゃまは背を向けて歩き出した
私も思わず
「お気をつけてお帰りくださいね~
またお待ちしております~」
と言うと
背を向けたまま
「良いお年を迎えてね~」
「お客様も良いお年をおむかえください~」
「ありがとー」
何だかたわいもない会話のようですが
80歳から頂く感謝の「ありがとう」は
ずっしり重たく本当の「ありがとう」を頂いた気がして
一年の仕事の疲れが吹っ飛んだようでした
これからも「ありがとう」の出てくる
一杯の珈琲を淹れ続けたいですね
また珈琲飲みに来てくれるといいね
あっという間の一年だから
今年は早めにランチしないとね
今年もよろしく~