という訳で、FF7内における親子考察です。
こちらも、旧日和見日記からの転載になります(2014年5月3日分です)。
FF7では、そんな親と子の関係が様々な形でストーリーに影響していました。
無印版だけでも実母イファルナとエアリス、養母エルミナとエアリス。
宝条とセフィロスの父子。バレットとマリンの父娘。 プレジデントとルーファウスの父子。
様々な親子の形が、ストーリーを彩りました。
神羅に自らを差し出しエアリスを守り、エアリスに選択出来る未来を与える為に、最後の力で研究所を逃げ出し、エルミナにエアリスを託して行き倒れになったイファルナ。
エアリスに、自らの意思と力で未来を選びとる生き方を事を学ばせたであろうエルミナ。
己の存在理由を誇示しようと、セフィロスを作った宝条と、父親が伝えたその憎悪に呑まれて、世界の破壊者となったセフィロス。
復讐に燃えていたバレットに、復讐という破壊よりも、未来を創造する目線を与えた養女のマリン。
偉大な父親プレジデントを超えようと、必死に足掻いたルーファウス。
彼等はそれぞれから、何かを学び互いに高め合っていました。
それは正義にもなり、それは悪にもなる。
それぞれの親子は、目の前にある痛みと課題に向き合いながら、生きていました。
イファルナとエルミナ、二人の母から受けた教えはエアリスを古代種としての宿命へと彼女を導き、それは彼女に死をもたらしました。
セフィロスは、恐らく宝条が狂気に走る前に通ったであろう道をそのままたどり、その果てにジェノバと成り果てました。
マリンはバレットを父親にした事で、彼の心を救いやがて、星を救う戦士として彼を成長させました。
ルーファウスはプレジデントを超えようとして、結局は世界の破壊者となってしまいました。
良く言われるのですが、セフィロスがヴィンセントの息子だったら?という考えがありますが、それは有り得ないと自分は思います。
セフィロスは宝条とルクレツィアの息子であるから、セフィロスなんだと。
ヴィンセントとルクレツィアの子供と呼べるのは、セフィロスではなくDCのシェルクだと、自分は思います。
セフィロスが、宝条とルクレツィアの息子であると思うのは、セフィロスに、親への強い愛着と渇望があると感じたからです。
宝条とルクレツィアに欠けていたものを、彼は持っていた。
宝条は母性に飢え(彼が育てたセフィロスが渇望していたのは母性で、エアリスの為に、己を差し出した母親のイファルナの名前は覚えていた事などから)、ルクレツィアは父性に飢えていた(本当に愛していた相手がヴィンセントの父だったから)。
そんな彼等に愛情を与えられる息子、彼等の心を救う息子だったのではと思います。
だけども、それは叶わずセフィロスは、その愛着が裏切られた事を知り、己の心の闇に堕ちた、父親と同じように…。
もし、ルクレツィアが母親としての責任を全うしていたならば、セフィロスはああはならなかった。
宝条は歪んでいたけども、父親としての責任を全うしていたのですから。
宝条がああでも、ルクレツィアがセフィロスに導きを与えればよかった。
それがルクレツィアの、母親としての責任だったのではと思います。
子供は親から、最初の人間関係を学びます。
もし宝条とルクレツィアの息子としてセフィロスが成長していたら……。
多分、セフィロスは親などあてにしない子供になった事でしょう……(こんな親なんかもうどうでも良いわとバッサリ切り捨てて、二人を見限るだけだったかと)。
考察と言うか、自分の主観的考察になりました。
賛否両論あると思いますが、ご清聴有難うございました。
こちらも、旧日和見日記からの転載になります(2014年5月3日分です)。
FF7では、そんな親と子の関係が様々な形でストーリーに影響していました。
無印版だけでも実母イファルナとエアリス、養母エルミナとエアリス。
宝条とセフィロスの父子。バレットとマリンの父娘。 プレジデントとルーファウスの父子。
様々な親子の形が、ストーリーを彩りました。
神羅に自らを差し出しエアリスを守り、エアリスに選択出来る未来を与える為に、最後の力で研究所を逃げ出し、エルミナにエアリスを託して行き倒れになったイファルナ。
エアリスに、自らの意思と力で未来を選びとる生き方を事を学ばせたであろうエルミナ。
己の存在理由を誇示しようと、セフィロスを作った宝条と、父親が伝えたその憎悪に呑まれて、世界の破壊者となったセフィロス。
復讐に燃えていたバレットに、復讐という破壊よりも、未来を創造する目線を与えた養女のマリン。
偉大な父親プレジデントを超えようと、必死に足掻いたルーファウス。
彼等はそれぞれから、何かを学び互いに高め合っていました。
それは正義にもなり、それは悪にもなる。
それぞれの親子は、目の前にある痛みと課題に向き合いながら、生きていました。
イファルナとエルミナ、二人の母から受けた教えはエアリスを古代種としての宿命へと彼女を導き、それは彼女に死をもたらしました。
セフィロスは、恐らく宝条が狂気に走る前に通ったであろう道をそのままたどり、その果てにジェノバと成り果てました。
マリンはバレットを父親にした事で、彼の心を救いやがて、星を救う戦士として彼を成長させました。
ルーファウスはプレジデントを超えようとして、結局は世界の破壊者となってしまいました。
良く言われるのですが、セフィロスがヴィンセントの息子だったら?という考えがありますが、それは有り得ないと自分は思います。
セフィロスは宝条とルクレツィアの息子であるから、セフィロスなんだと。
ヴィンセントとルクレツィアの子供と呼べるのは、セフィロスではなくDCのシェルクだと、自分は思います。
セフィロスが、宝条とルクレツィアの息子であると思うのは、セフィロスに、親への強い愛着と渇望があると感じたからです。
宝条とルクレツィアに欠けていたものを、彼は持っていた。
宝条は母性に飢え(彼が育てたセフィロスが渇望していたのは母性で、エアリスの為に、己を差し出した母親のイファルナの名前は覚えていた事などから)、ルクレツィアは父性に飢えていた(本当に愛していた相手がヴィンセントの父だったから)。
そんな彼等に愛情を与えられる息子、彼等の心を救う息子だったのではと思います。
だけども、それは叶わずセフィロスは、その愛着が裏切られた事を知り、己の心の闇に堕ちた、父親と同じように…。
もし、ルクレツィアが母親としての責任を全うしていたならば、セフィロスはああはならなかった。
宝条は歪んでいたけども、父親としての責任を全うしていたのですから。
宝条がああでも、ルクレツィアがセフィロスに導きを与えればよかった。
それがルクレツィアの、母親としての責任だったのではと思います。
子供は親から、最初の人間関係を学びます。
もし宝条とルクレツィアの息子としてセフィロスが成長していたら……。
多分、セフィロスは親などあてにしない子供になった事でしょう……(こんな親なんかもうどうでも良いわとバッサリ切り捨てて、二人を見限るだけだったかと)。
考察と言うか、自分の主観的考察になりました。
賛否両論あると思いますが、ご清聴有難うございました。