きままみちの駅

自作PCのメモ帳がわり

神撃のバハムート

2014年11月05日 | アニメ
2014年秋アニメ ―神撃のバハムート―



「神撃のバハムート」
元々ソーシャルゲームが原作であること、タイトル名が大ヒットアニメ「進撃の巨人」を連想させることなどから余り期待はしていませんでした。 二番煎じかなと。
しかし、ダークファンタジーの草分け的漫画ベルセルク・劇場版のスタッフが参加していたので実はちょっぴり期待して視聴してみました。

はっきり言って面白いです。

好みの差があると思いますが、「隠れた名作アニメ」として、後々まで好事家に評価されそうな質の高いアニメでした。


■主人公のファバロ。 
他にも片翼の美少女、復讐を誓う騎士、ネクロマンザーの少女・・・いわゆる王道パターン通りのキャラクターが多く登場します。しかし台本がテンポよく進んでいくのでまったく気になりません。


■天使・悪魔のキャラクターデザインは、モロに荻原一至のバスタード系です。




■残虐でナイスバディな女悪魔とか。 あれどっかで見た記憶が。 好きです。


■世界観は明るいベルセルクやバスタードそのもの。
人間の住む「現世」から「異界」へは、魔法陣で表現された転送ポータルをくぐり抜けて移動します。 SFチックな演出も嬉しい。


■移動途中でポータルが消失し、首からバッサリいった魔獣の船。 血がドバー。 
細かい演出が随所に見られて個人的にツボです。


■聖女ジャンヌ。ベルセルクのファルネーゼを彷彿とさせる格好いい女騎士。


■魔法の力で槍と剣がミサイルにもビーム兵器にも変換されます。
神撃のバハムートの人間たちは魔族への対抗手段を持っています。


■ネクロマンサー・リタに操られたドラゴンにのって敵アジトから脱出する主人公たち。
ファンタジーの美味しいポイントを的確に押さえています。


以上、第五話の感想でした。


神撃のバハムート・プロモーションムービー(YouTube)


全体的な印象は、監督とスタッフが、シリアスでダークネスなベルセルクでは果たせない軽妙な演出を、テレビアニメで思う存分発散しているな~というカンジ。
王道エンターテイメントの冒険ファンタジーアニメでした。

「ストーリーがありがち過ぎて入り込めない」
そんな意見もありますが、絵の質は高く維持され、3D映像も安っぽさは皆無です。
音楽はバハムートに合わせて録音した壮大なオリジナル演奏という豪華さ。
一見の価値はあります。
やはり質の高いメディア芸術は、経済力があってこそだと痛感しました。


アニメジャンルでは、あまり知名度に恵まれていない隠れた面白作品をご紹介していきたいと思います。
また、ぜひお付き合いくださいませ!

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