救い～『とらわれて夏』～

ＧＷ真ん中ですが、映画の日です。
『とらわれて夏』を観てきました。
気になる作品はありつつも、なかなか予約ボタンを押すまでに至らず
久々の映画です。


心に傷を負ったシングルマザーのアデルと13歳の息子ヘンリーは、偶然出会った逃亡犯のフランクに強要され、彼を自宅に匿うことになる。3人は共に過ごす内に次第に心を通わせていく…
２０１４年５月１日～公開中


少年は脱獄囚の中に『父』を感じ
母は『愛』を見つける。
思春期の、そろそろ性的なものが気になり出す少年の目線で描かれるので
映像がどこかエロティック。
とらわれた状態のドキドキとは違うドキドキを感じます。

アデルの中にあるツライ過去とフランクの中にあるツライ過去が明らかにされて
二人に…三人に幸せになって欲しいと思うように。
でも、同時に、揺れる少年の心が
次第に「見つかったらどうしよう」というドキドキを煽るのです。

そしてラストは涙がこぼれました。
ちゃんと救われた終わりで良かったです。

ステキな映画でした。

それにしても
ケイト・ウィンスレットは、こーゆー重いものを抱えてる女性の役が多いですね。
そしてそれがはまる。