
ディズニーのキャラクタを描いた透明なディスクを回転させ、電池によるランプでそれを天井などに写し、音楽を流しながらスライドを見せて、子供を眠気に誘うおもちゃである。
今回持ち込まれたものは初期のタイプで、今は立方体や樽の形になっていて、名前も「天井いっぱい!おやすみホームシアター」となっている。
写真右横にあるミッキーの手の形をしたものはポインターである。
症状: 動かない
故障診断と修理: 電池は付いてこなかった。
ランプを調べてみると、真っ黒でテスターで導通を調べると断線状態

付いていたランプは「PHILIPS PR15 」となっている。PR15は4.8V 0.5Aのクリプトン球である。取扱説明書にも電球は「4.8V 0.5Aの透明」なものとなっている。自宅の単一乾電池4本使用の古い懐中電灯をみたら、予備用の電球として「PR15。4.8V 0.5A」と書いた電球が見つかったので、これと交換した。
電源が入らないので、ケースを開けようとするが取っ手のある側しか開けない

電池フォルダーにはひどい錆が見えたので、これを治さなければいけないが、どの金具の錆取りが必要かが分からない。
電池フォルダーから来ている赤線と黒線は見えたので、これを頼りに各電池フォルダーの接触を調べながら錆取りを行った。

導通が悪いカ所の錆取りを行い、基板に6Vが来ることを確認したところ、動作するようになった。
動作確認: 音楽が鳴り、スライドの回転を確認。天井に移してピントが合うことを確認した。
なお、ミッキーの手の形をしたポインターは、電池を入れれば動作することを確認した。

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