
卵型の人形が作れる。取説には「すみっコぐらし」のキャラクタが作れるようにフェルトパーツの作り方が載っている。
症状: ハンドルが回らない。
故障診断と修理: 編み機となる真ん中のドラムを回すハンドルが途中で止まってしまう。針の一つがちょっと上がっているのが気になる。
ねじを外すと前後に開く。ケース前側を取り除いた写真

赤矢印の溝に針のガイドが入っているが、一本が溝の上に外れていて、ドラムを回転させると引っかかるところがあり、ハンドルが回転しなくなる。
針のガイドを基の溝に戻し、再組み立てをする。

上の写真は、正面のケースを内側から撮ったものである。
緑の矢印を付けた溝は、ドラムの回転によって針を上下させるもので、ドラムを載せて、回転させると針の突起がうまくこの溝に入っていく。
一番上の赤矢印は輪編みと平織の切り替えで、輪編みにすると引っかからなくなるので、組立て時は輪編みにしておくとよい。
中断の矢印(赤色)は針についている「ベラ」という物を上下させるカムを動かす。この間にピンク色の針を上下させるカムの突起を入れる必要がある。
組立て時は、中段のピンク色の部品を全面中央に来るようにし、針に付いた突起がすべて下になるようにして、ドラムを差し入れ、ドラムを回転して上の写真の緑矢印の溝に突起を誘導して入れると、しっかり差し込まれる。
ケース後側はハンドルについた歯車を回転させながら入れるとよい。
動作確認: 輪編みにして、ハンドルを右回しにして、異常なく連続して回せることを確認した。
毛糸編みは試さなかった。
お役に立って良かったです。