死体をテープでグルグル巻きにし、ガソリンで焼くなど「人を殺したので、発見して下さい」と言っているのと一緒だ。
犯人グループに証拠隠滅する意図は全く感じられない。
筆者が犯人ならドラム缶に宝島さん夫婦を入れてからドラム缶の中にセメントを流す。
で、神奈川県清川村の宮ヶ瀬ダムにドラム缶を捨てる。
宮ヶ瀬ダムは関東地方でも1,2を争う大規模ダムだ。
実際に2018年2月には宮ヶ瀬ダムに死体が投げられたことあった。
飯田和雄(当時62歳)が庵谷裕美さん(当時50歳)の右足にコンクリートブロックを結んで、宮ヶ瀬ダムに放り投げた事件だ。
神奈川県警も水中探索ロボットを使用し、宮ヶ瀬ダムを探索したが、最初は発見に至らなかった。夏になってから水位が低下してから再探索→庵谷裕美さんの死体が発見された。
逮捕された平山綾拳(りょうけん/25歳)は建築業に従事しているので、ドラム缶やセメントを調達するのも簡単だったはずだ。
それに、清川村は栃木県那須町よりも東京から近い。
ところが、犯人グループは清川村ではなく、遠い那須町に行っている。
計画性など感じられない。最初から「ばれてもいいや」と思っていた証拠だ。
事件と関係ないが、宮ヶ瀬ダムは建築責任者が筆者の同級生の父親だった。
鹿島建設の田代民治副社長が責任者だった。
田代家はマンションの最上階でローンを組まずに一括払いだった。