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めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

ブレードランナー ディレクターズカット

2006-12-25 16:30:07 | cinema
泣く子も黙るリドリー・スコット。 ずいぶんとむかし見た記憶は うどん屋?のオヤジと、ハリソン・フォードの掛け合い。 「4つくれ」 「二つで十分ですよ」 なんと情けない記憶だろう。 たぶん、ちゃんと見たのは今回が初めてだろう。 え?この映画何年前だっけ??というくらい凄かった。 ディック原作の映画の中では最高峰ではないだろうか? シド・ミードのデザインとあいまって、この混沌たるアジア風味。 強 . . . 本文を読む

ルナシー

2006-12-10 14:19:51 | cinema
シュルレアリスト、シュバンクマイエル。 はじめに彼が登場する。 そーですか。芸術はもうどこにもありませんか。 諧謔ですか。 侯爵の説教くささが、うん?と思っていたら、そう、marquisだ。 背徳の宗教シーンもどこかで見たような。 身につける法衣がポルノなのがいいかも。あれは彼かエヴァの作品だろう。 異常と思える侯爵の行動も彼なりの行動原理があるように見せて 実はうそで固めてあり、それも実は理 . . . 本文を読む

シュバンクマイエルのキメラ的世界

2006-12-04 10:55:47 | cinema
友人達とレイトショウを観た。 イメージフォーラム。来るのは何年ぶりだろう。 四谷にあった頃だから、ずいぶんとむかし。 おもにオテサーネクを中心とした制作ドキュメンタリーなのだけれど、 前から、怪しいと思っていたことが判明。 まず、食べ物をものすごくまずそうに撮影する。 シュヴァンクマイエルは子供時代かなり痩せていたらしい そのため、国家機関で無理矢理食事を与えられ太らねばならないという 施設に入 . . . 本文を読む

SAW

2005-06-28 14:10:26 | cinema
※ネタバレありますので要注意です。 確かによく考えられているとは思う。 しかし絶賛にいたらないのはやはりオチ。 やられた!というより、え?それって・・・? 中途で解決へ向けてなだれ込んでいくように見える部分では あーあ、これで終わりかな?と思ったけれど、 そこからもう一ひねりはうーんすごいと思った。 が、先生そこで足切っちゃいかんですよ。流れが無いです。 ま、あの状況下ではそれもありだろうけ . . . 本文を読む

old boy

2005-06-07 17:36:38 | cinema
韓国映画で2004年カンヌをとった。 原作は日本人であるが読んだことは無い。 最近の韓国映画は骨太でしっかりしていて面白い。 ストーリーは原作に近いのかどうかは知らないが 最後のオチ、どんでん返しはなるほどと思った。 良くできている。ただラストのシーンは不要と感じた。 救いなど無くていい。不条理は不条理でしかない。 韓国映画はパワフルだ。ちょっとついていけない部分もあるが 良くも悪くも漲っていると . . . 本文を読む

キャットウーマン

2005-06-05 14:06:16 | cinema
映像の長回しの感じから??と思っていたら 「ヴィドック」の監督でした。 お話しは、あああああ・・・なんですけど 映像の暗さと色合いがよいです。 猫たちを仕込んだそうで、どうやれば猫は 言うことを聞いてくれるのでしょう? シャロン・ストーンは「クイックデッド」あたりから お気に入りの女優です。 かっこいい。 「ウーマンラブウーマン」もよかったです。 . . . 本文を読む

誰も知らない

2005-06-04 18:17:56 | cinema
子供だけの城というと「恐るべき子供達」を思い浮かべるが あれはコクトーの理想郷でしかない。 あれはあれでとても良いと思うが、現実ではない。 この映画は実話を元にしているそうだが、ネットで見ると 実話はもっと悲惨だ。 ここで描かれた子供達は母から与えられた不条理をそうとは 感じながらも淡々とこなしていく感じがした。 生きることはそういった積み重ねなのかもしれない。 明るい映画ではないけれど決して暗 . . . 本文を読む