泣く子も黙るリドリー・スコット。
ずいぶんとむかし見た記憶は
うどん屋?のオヤジと、ハリソン・フォードの掛け合い。
「4つくれ」
「二つで十分ですよ」
なんと情けない記憶だろう。
たぶん、ちゃんと見たのは今回が初めてだろう。
え?この映画何年前だっけ??というくらい凄かった。
ディック原作の映画の中では最高峰ではないだろうか?
シド・ミードのデザインとあいまって、この混沌たるアジア風味。
強 . . . 本文を読む
シュルレアリスト、シュバンクマイエル。
はじめに彼が登場する。
そーですか。芸術はもうどこにもありませんか。
諧謔ですか。
侯爵の説教くささが、うん?と思っていたら、そう、marquisだ。
背徳の宗教シーンもどこかで見たような。
身につける法衣がポルノなのがいいかも。あれは彼かエヴァの作品だろう。
異常と思える侯爵の行動も彼なりの行動原理があるように見せて
実はうそで固めてあり、それも実は理 . . . 本文を読む
友人達とレイトショウを観た。
イメージフォーラム。来るのは何年ぶりだろう。
四谷にあった頃だから、ずいぶんとむかし。
おもにオテサーネクを中心とした制作ドキュメンタリーなのだけれど、
前から、怪しいと思っていたことが判明。
まず、食べ物をものすごくまずそうに撮影する。
シュヴァンクマイエルは子供時代かなり痩せていたらしい
そのため、国家機関で無理矢理食事を与えられ太らねばならないという
施設に入 . . . 本文を読む
※ネタバレありますので要注意です。
確かによく考えられているとは思う。
しかし絶賛にいたらないのはやはりオチ。
やられた!というより、え?それって・・・?
中途で解決へ向けてなだれ込んでいくように見える部分では
あーあ、これで終わりかな?と思ったけれど、
そこからもう一ひねりはうーんすごいと思った。
が、先生そこで足切っちゃいかんですよ。流れが無いです。
ま、あの状況下ではそれもありだろうけ . . . 本文を読む
韓国映画で2004年カンヌをとった。
原作は日本人であるが読んだことは無い。
最近の韓国映画は骨太でしっかりしていて面白い。
ストーリーは原作に近いのかどうかは知らないが
最後のオチ、どんでん返しはなるほどと思った。
良くできている。ただラストのシーンは不要と感じた。
救いなど無くていい。不条理は不条理でしかない。
韓国映画はパワフルだ。ちょっとついていけない部分もあるが
良くも悪くも漲っていると . . . 本文を読む
映像の長回しの感じから??と思っていたら
「ヴィドック」の監督でした。
お話しは、あああああ・・・なんですけど
映像の暗さと色合いがよいです。
猫たちを仕込んだそうで、どうやれば猫は
言うことを聞いてくれるのでしょう?
シャロン・ストーンは「クイックデッド」あたりから
お気に入りの女優です。
かっこいい。
「ウーマンラブウーマン」もよかったです。
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子供だけの城というと「恐るべき子供達」を思い浮かべるが
あれはコクトーの理想郷でしかない。
あれはあれでとても良いと思うが、現実ではない。
この映画は実話を元にしているそうだが、ネットで見ると
実話はもっと悲惨だ。
ここで描かれた子供達は母から与えられた不条理をそうとは
感じながらも淡々とこなしていく感じがした。
生きることはそういった積み重ねなのかもしれない。
明るい映画ではないけれど決して暗 . . . 本文を読む