📖マニアックな作品を描かれる漫画家の杉本啓子先生。
3月に亡くなられたと聞き、久しぶりに取り出して読んでみた。
この時代、売れ筋でもない作品でもちゃんと書籍化されて、さらにお値段の高いハードカバーの本で発売されてました。
読みなおしてみて、独特の世界観を堪能。☺️💨
先生のご冥福をお祈りします🙏

顔の醜い女の子の累が(かさねと読む)美人女優だった母親の形見の口紅を手に入れてから、
この物語は始まります。

その口紅には、キスをした相手の顔と自分の顔を入れ替える能力があったのです。
事情で昏睡状態になった駆け出しの女優の美しい顔を手に入れて、
累は、実力派女優としてどんどんと成功していきます。
そこに、累の母親に顔を奪われた娘が途中から登場して、
累の秘密に気づいていくというのが5巻までのストーリーです。
(実は、累の母親も他人の顔を奪って、女優にのし上っていました)

少女漫画って、地味顔設定でも、なんだかんだ言っても結構可愛いよね。
(●に届けの爽子とか)
でもこの累は本当に醜いです。そしてキモイとイジメられ、味方もいません。
醜いであるがゆえの、累の卑屈思考であったり、トラウマであったりと、
この物語は、本当にリアルな描き方をしています。今後が楽しみな漫画です。

📚三原順先生が、亡くなられたと聞き、久しぶりに「はみだしっ子」を取り出して読んでみた。
うーん深い😫名作だぁ。
今の時代、こんな作品はウケないから売れないだろうし、雑誌にも載せてもらえなさそう。昔は良かったなー😅

雑誌で「シュリ・リリィのすべて」という短編を読み、不思議な世界観にハマリ、
他のほとんどの作品を読みあさりましたが、なんともビミョーな…。

まず、人物のほとんどが、どの作品も同じ顔をしています。
中年に近い設定の男性すら、ラルクのHyde君みたいな可愛い顔です。
変わった設定のストーリーも多いし、意味の解らないENDも多い。
近々、新刊が出るらしいけれど、また同じパターンみたいだなあ~

(でも、どのコミックも捨てずに持っている私って…



ラッキー



(漫画家さんのサイン会なんて、30年ぶりくらいかも


若い子に囲まれて、浮くかと思ったけど、けっこう同年代もチラホラ…
会話を聞いてると、みんなオタクっぽいけど、私はオタクじゃありませんから。




お土産で、クリアファイルと、絵葉書2枚いただきました。

先生と握手してお話できて、2冊ともサインをいただいて、幸せ~




もとはBL作家さんですが、この本にはBL表現はちょっぴりしかありませんので
男性にも普通に読んでもらえると思います。
カヌロス王と、その子供のラベルを育てる魔法使いのリーの物語。
三途の川という設定の「



3巻での黄金の川岸での、カヌロス王とリーの会話では泣きました。

不思議な魅力のある作品です。ぜひ


伊坂幸太郎の原作を漫画化したものですが、ハラハラドキドキで面白い

女性作家とは思えないほどの、大胆なコマ使いと作画。
自分的には、魔王の主人公よりも、スピンオフの主人公の蝉が好きです~




レビュー評価はノーチェックでしたが、なかなかの掘り出し物

時代は昭和初期、「 D機関 」というスパイ養成所の話がメインです。
小説のコミカライズで、作画は女性作家の霜月かよ子さんです。
作画が素晴らしく綺麗で読みやすいです。 内容もハラハラドキドキ

3巻完結ですが、まだまだ続ける事ができたような作品なので、
ここで終わるのは惜しい…。( 結城中尉のスパイ時代の過去編が読みたかった…)


警察の庶務課にいる、地味な男性が、実は腕のいい殺し屋で、
裏稼業で、悪人をピストルでやっつけてくれるので、スッキリします。
情にも厚く、子供に頼まれれば、小銭程度の依頼料金でやってくれます。

あんまり有名な漫画じゃないけど、掘り出し物って感じの作品です。
