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スポーツメンタルトレーナーの小噺

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阪神・淡路大震災から10年

2005年01月17日 | その他
 今日はあの阪神・淡路大震災からちょうど10年という日です。私も当時学生で西宮に住んでおりましたが、私自身は無傷でしたし、住んでいた家も崩れることはなく、親しい友人も全員無事でした。しかし、住んでいた場所のすぐ近くのTVでもよく報道された土砂崩れ現場に駆けつけ、そこにいたみなさんと共に救助活動をしていました。人が瓦礫や土砂に埋まり、火に囲まれていました。そこで私は「人の死」というものに直面させられた気がしました。駆けつけた人たちはバケツリレーで水を運んだり、足に挟まっている瓦礫を取り除いたりなどしていましたが、何十人もいてもほとんど何もできないほど自然の前に私たちは無力でした。その後、消防車などがやってきて土砂に埋まっていた人たちが救助されたと聞きました。本当によかった・・・。
 今、私は震災のことをほとんど考えることもなく暮らしています。人は忘れていく生き物だから生きていけるのかもしれませんが、逆にこの記憶が風化していくのも怖い気がします。明石家さんまが「生きてるだけでまるもうけ」と言っていますが、本当に深い言葉だと思います。仕事をするのも、恋をするのも、スポーツをするのも、まず命がなければ。以前メンタルトレーニングの目指す状態にも出てきたことですが、スポーツができることに感謝することができれば、より豊かな競技生活を送れると思います。生きていることに感謝する、そういうことを私に思い出させてくれる大事な日をこれからも大切にしていきたいと思います。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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10年という月日 (希望の光)
2005-02-24 05:57:18
10年前、僕は神戸に住んでいました。今も実家は神戸にあり家族も親戚も住んでいます。僕は、アメリカで大学に通っています。10年前のあの日には10年後にアメリカに居るなんて考えもしなかったことだし、考えることなんてできなかった。あの地震で友人を失い、親しい人を失いいろんなものを失いました。でも今は、生きている喜びや蛇口をひねれば水の出る喜びを無くしつつあります。だって、普通に戻ったから・・・。しかし、忘れることはできないし、忘れてはいけないことだと思います。以前は、地震について話はできなかったけど、今はできます。これも月日が経ったからだと思う。

今、世界の色々なとこで地震や自然災害に苦しんでる人がいます。皆さんも自然災害で苦しんでる人や全てを失った人が居ることを忘れないでください。そして、どんな些細なことでもいいので、できることをしてあげてください。お願いします。
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人間 (mental-trainer)
2005-02-24 13:23:32
希望の光さんも被災者の一人なんですね。本当に忘れてはいけないことだけど、人間は忘れるから生きていける生き物かなとも思います。

最近は特に地震が世界中で多発しており、あのような状況が世界で起こっていると考えると居たたまれない気持ちになりますね。
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