<高台学会>

高台の鑑賞と研究 

事例 四十三

2008-02-19 14:58:09 | Weblog
伝世の堅手茶碗です( H 氏コレ)。 息をのむ高台といいましょうか、これは圧巻であります。たいがいの高台は二度三度と見慣れてきますと「はっ」とはしなくなりますが、このお方は別口物件であります。何度でも見るたびに息をのむです。慣れる→何度も経験することで当たり前に思う、ことがないのであります、夕日にいつも感動するようなことに似ております。露胎した高台は火色でこげ、削り目も速度感十分です、力強い雰囲気と品格の高さが互いに作用し合っております。