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<高台学会>

高台の鑑賞と研究 

事例 531

2024-10-15 13:27:53 | Weblog
伝世品唐津小盃です。
口径6cmに満たない小さなものです、江戸初期に盛行した煎茶の玉露用に作られたものでしょう、
同時代の初期伊万里ではこの手の小盃が多く作られ発掘品など眼にする機会が多いです。
小さな高台ではありますが高台内の抉り込みが深く古格があります。
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事例 530

2024-10-15 13:14:31 | Weblog
発掘伝世の朝鮮唐津半筒茶碗です。
高台畳付きが三分の一ほど修復、腰に三箇所窯割れの修復、満身創痍ではありますが中々得難いものであります。
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事例 529

2024-09-17 15:08:13 | Weblog
2006年より当学会で何度か紹介させていただいている岸岳帆柱窯の斑唐津盃です。
初見時から30年の長きに渡り当事務局を含め三か所のみを行ったり来たりと当学会事務局にとっては家族のような斑であります。
帆柱窯特有の砂目がちな土味、高台の脇に鋭く箆が回してあり印象深い高台となっています。
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事例 528

2024-05-25 14:49:46 | Weblog
明末萬暦の黄釉鎬筒盃です。
極めて類例の少ない希少なものと思います。
高台畳付の内外はヘラで薄く面取りしてあります。

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事例 527

2024-05-21 14:04:13 | Weblog
黒い絵のある黒唐津。
何やら?ではありますが、黒釉を施釉しその上から鉄泥で草文が描かれております。
窯籍は特定できませんが窯室内から発掘されたものであります。
事務局の相当量の資料をあたりましたが、
このような「黒地に黒い絵」の唐津は伝世品は勿論陶片資料にもありません。
裏返して見ると大きな高台に幅広の畳付き。

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事例 526

2024-05-21 13:10:38 | Weblog
平戸系古唐津の碗形盃です。
茶碗をそのまま縮小した様な器形であります。
高台脇まで施釉され高台内の土は見事な小豆色に発色しています。
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事例 525

2024-05-14 15:32:04 | Weblog
道園窯や甕屋の谷窯などで盛んに作られた柿の花向付であります。
このような器形は好き好きがありますが、
江戸初期に一時流行したのでしょうか。
そういえば30年程前の昔、ルーズソックスなる奇妙なものがJKの間で流行った記憶が。今は昔。
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事例 524

2024-05-14 13:29:51 | Weblog
内ヶ磯窯産の朝鮮唐津徳利です。
慶長19年の初窯の時に焼成されたものと思います。
紹介ものは昭和54年の内が磯窯発掘調査の際に窯室内から見出されたものではないでしょうか。
底部を観察すると焼成時に釉薬の流下により棚板に溶着していたものを棚板ごと取り出しその後剥がしたものと考えて良いと思います。
焼成時に内部の窯傷から徳利内に施釉された黒釉が溶け出し傷を塞いだという物語ではないかと思います。(徳利内部を確認済み)
ともあれ希少な内ヶ磯初窯もの、ということで能書が多くなりました。
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事例 523

2024-05-12 09:19:48 | Weblog
古備前掛花生けであります。
全体が赤上がりとなり一部に火襷があります。
常の如くひっくり返すと古備前特有の入り底で「ニ」の窯印があります。
小山亘著「織部好みの謎を解く」で紹介されている別所吉兵衛の窯印です。
12cmほどで小さくてお酒のキレが良く旧蔵されていた方は徳利として愛玩されておりました。
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事例 522

2024-05-09 14:06:49 | Weblog
堀の手ではありますが通常見かける総織部盃とは一味も二味も違います。
黄瀬戸の器形のような金属器を模したような鋭利な造形に総釉。
口縁部下には胴紐の様に細い突帯が巡らせてあります。
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