トコロカワレバ

毎日は些細な驚きで溢れてる

金曜日午後

2011-07-02 | 日々のつれづれ、、、

ウレシイタノシイ金曜日。

今週の金曜日はLが午前中からVママの家にお出かけ。
お泊まりもして帰って来るのは翌朝。
貴重な貴重な静寂の24時間!何をしよう。

この日Vはお休みだったのでゆっくりと昼食を終えてから出かける事へ。

10番線Maubert Mutualiteで下車し、子供服のお店等を見ながら
マレ地区を目指して歩く。
そうフランスはソルド真っ最中。
天気も良くて気持ちいいなー。




セーヌ川に架かる橋Pont de l'Archeveche
この橋の金網におびただしい数の南京錠が。
これはCadenas d'amour(愛の南京錠)と言って
”永遠の愛”を誓う恋人達がカギをかけて行く。
”永遠” ”南京錠”って重くてちょっとコワイかも。
良く見るとひもやビニールの切れっぱしの様なものまで結んである。

そういえば、Pont des Artsにかかっている南京錠を(Pont des artsも愛の南京錠で有名)
あるカギ開け名人の泥棒が1夜のうちにして何千個も盗み取ってしまった
という事件もあった。
私の胸のカギを~、壊して…ではないけれど
なんとなく詩的な事件だったので印象に残っている。


セーヌを超えてマレ地区へ。
今回のお目当て「日本のクレープ屋」プリンセスクレープへ。
おしゃれマレ地区に出来たというウワサのクレープ屋。
店員さん、うさミミは付けていませんでした(そういうウワサを聞いた)。
甘党Vの念願かなったり。
でもお味は、期待していた程では…。






この辺は賑やかで歩いているだけでホントに楽しい。
以前住んでいた事があるので、なつかしさも。





M、V共に別行動、それぞれ洋服を購入した後合流。
人波に疲れてカフェでビール。
その前に止まった芝スクーター&メット。

どうも、宣伝とかではなくてこう言う趣味らしい。
ジャージもお似合いです。


またぐるぐる歩き回って、夕食はモロッコレストランでクスクスを。
クレープ、ビール、クスクスだって。
今日は大変だ!

ほろ酔い&お腹いっぱいでパリ市庁舎の前を通ると夏季限定の庭園が。

毎年色々なテーマで緑が植えられていて楽しいのに、今年は今ひとつぱっとしない。


と思ったら、最後にびっくりが隠されていました。
高台に上って、指定されたフレームから庭園をのぞくと
???
はて?と思ってカメラを向けるとビックリ!!



ファインダー越しには「星の王子様」の生まれ故郷の様な球体になった庭園が。
肉眼ではこんな風に見えないの。
カメラを通してだけなの!携帯でもOK。
不思議だな~。
考えた人すごいな。


そのまままたセーヌ川を渡ると
人だかりの歓声、その向こうにジャンプする人の姿が。
数人の若者がローラーブレードとローラースケートで飛んでいる。
バーの高さ、およそ3m。
プロテクターも何にも付けてない。
下はコンクリと石畳。
ジャンプ台もただの板。
間近で大迫力。
すごいな~。
人間のカラダって。

ジャーンプ。
この時点で21時半頃。
まだ随分あかるい。


行きとおなじ10番線にのり
途中Durock(デュロック)という駅でホームに降り立つ。
なぜなら、来る時にこの駅が特別な事に気付いたから。


8/27からセーヌで開催されるロックコンサートのイベントのプロモーションとして
メトロの駅1つ丸ごと宣伝に。
メトロサイズのアーティストのポスターと
駅名のフォントまで変えてしまって
おまけに構内にはロックが始終流れてる。
ひとつの小さな世界が出来ていていいね~。
ポスターもどれも良い。どれも違ってどれもが共鳴し合ってる感じ。
この駅を見た後は、どこの駅のポスターを見ても
まぁ美しくない事、美しくない事。

いつまでやっているのかな?
この線を使う人は是非、構内に降り立ってみて。


そんなで、クレープを食べてちょっとソルドでも、のつもりが
沢山歩いて沢山食べて
思わず夏の活発で明るいパリを楽しんだ金曜の午後でした。
そうだ、パリは色々な物事が常に動いているんだった。
家にこもってばかりいないで、外に出ないと。

この夏の課題。
外に出る、
童心に返る。