似非フリークライマーのクライミング日記

いつまで経っても上手くならない管理人のクライミング日記を綴る。

登って、勉強するクライマー 高圧ガス製造保安責任者の免状取得を目指してみる。 その1

2024年07月04日 | 勉強するクライマー
資格取得は勉強に費やす時間が長く、山登りやクライミングへのインパクトが大きいため、冷凍機械責任者の免状取得を最後に離れていたのですが、業務命令で高圧ガス製造保安責任者の免状取得を指示されてしまいました。高圧ガス製造保安責任者は、石油化学コンビナート等高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う方に必要な資格で、甲乙丙の3種類が存在し、さらに機械、化学に分類されている。自動車メーカーで必要なレベルは乙種で十分のため、今回は乙種機械の免状取得を目指してみることになりました。

■高圧ガス製造保安責任者の受験資格は?
甲種から丙種まで受験資格は定められていません。学歴、職歴、年齢、性別を問わず、誰でも試験を受けることができます。

■高圧ガス製造保安責任者の難易度は?
合格率は例年25%位を推移しているようです。今まで色々と資格を取得してきましたが、その中では合格率が低い部類となります。高圧ガス保安協会の試験は、危険物や消防設備士、電気工事士などと比較し、難しい傾向にあります。高圧ガスは圧力が高く、扱うガスによっては爆発性、可燃性、毒性、窒息性などの危険があり、不適切な取り扱いをすると、大規模な事故が発生するからでしょう。

■受験科目
受験科目は、学識、保安管理技術と高圧ガス保安法に係る法令の3科目です。法令20問、保安管理技術、学識はそれぞれ15問を解き、全科目60点以上を取れば合格となります。法令を12問、学識、保安管理技術を9問、正答しなければなりません。
問題はマークシート方式による選択問題ですが、高圧ガス製造保安責任者の問題は曲者で、冷凍機械と同様に「選択肢の中から正しいものの組み合わせはどれか?」という問題が主となっています。危険物やボイラー、消防設備士の問題にある、「正しいものを一つ選べ」、「誤っているものを一つ選べ」という問題ではないので、各選択肢の正誤をきちんと理解できていないと、正解に辿りつけない難しさがあります。

■科目免除
高圧ガス製造保安責任者の試験にも科目免除制度があります。技術講習会に参加し、検定試験に合格すると、「学識」と「保安管理技術」が免除され、法令のみ受験すれば良くなるのです。法令の試験は、保安管理技術や学識と比較し、とても易しく、法令のみを受験する人の合格率は約80%となっていますので、何が何でも資格を取らなくてはいけない人は、講習会に参加すると良いと思います。今回は業務命令での資格取得となりましたので、技術講習会を受講し、検定試験を受験することにしました。

■参考書
技術講習会を受講するには、高圧ガス保安協会が指定する参考書が必要となるため、それらを購入し、勉強を進めました。

■試験勉強
今回は検定試験のことを記載したいと思います。技術講習会に申し込むと、4月中旬にオンライン講習の案内が届きました。オンライン講習は、学識、保安管理技術、法令から構成され、すべてを受講すると、検定試験の受験票を入手することができます。オンライン講習は何度でも受講することができるので、理解の追いつかないエリアは何度も受講すると良いでしょう。受講すると分かるのですが、検定試験で出題されるエリアについて『Check』とオンライン講習の画面で記載されます。『Check』と記載された部分については、テキストを何度も何度も読み返すことが重要です。
過去問については、実施した方が良いことは間違いないのですが、それよりも『Check』と記載された部分を重点的に勉強することが優先度としては高いです。何故なら、『Check』と記載されていないエリアは出題されないからです。『Check』と記載された数式は必ず暗記しましょう。可能ならば、その数式を導き出す理屈を理解することができれば完璧です。過去問は、『Check』と記載されたエリアの設問を何度も解き、正誤問題を押さえておきましょう。

■試験
試験会場は白金台にある明治学院大学でした。10時から試験は始まりますので、9時半までには会場に入りましょう。試験は午前中に学識、午後に保安管理技術の問題を回答することになります。マークシートによる選択問題ですが、電卓を使っての計算問題もあります。忘れずに持参しましょう。

先ずは学識から開始。2時間で15問を解くことになります。5問は計算問題が出題されます。この問題は『Check』と記載された数式を覚えておけば確実に解くことができますので、サービス問題です。落としてはいけません。正誤問題については、記述の正しい選択肢は必ずテキストに記載されていますが、テキストを一字一句、暗記はできません。過去問で出題されなかったエリアについては、理屈を考えて解きましょう。

午後は保安管理技術の試験です。こちらは1時間30分で15問を解きます。保安管理技術の問題に計算問題はなく、記述された選択肢の内、正しいものを選ぶ問題が出題されます。学識と同様に、オンライン講習で『Check』と記載されたエリアについて出題されるので、このエリアに関連した過去問を何度も解くこと、テキストを何度も読み、記憶の定着を図ることが肝要です。


■問題と解答の公開
高圧ガス協会の試験は、試験問題を持ち帰ることはできませんが、試験の翌日の試験問題と解答が公開されます。公開された夜に試験問題を見ながら、解答を確認しましたが、学識は13/15問正答、保安管理技術は11/15問正答していたようです。
検定試験はオンライン講習で出題エリアを絞り込んでくれるのですが、過去問と同じ問題がほぼほぼ出題されないので、しっかりと絞り込まれたエリアのテキストを読み込み、記憶することが重要となります。保安技術の正答率が悪かった原因の一つとして、テキストの読み込みが不足していたことが挙げられます。

■合格発表
合格発表は7月上旬でした。事前に合格点を取得していることは分かっていましたが、合格者リストに自分の受験番号を確認できるまでは緊張しますね。検定試験を無事にパスできたので、11月の国試では、学識と保安管理技術の試験は免除され、法令の科目のみを受験すれば良いことになりました。法令の試験については、受験後に書いてみようと思います。

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登って、勉強するクライマー 第3種冷凍機械責任者の免状取得を目指してみる。

2023年01月07日 | 勉強するクライマー
ビルメンテナンス・基本4資格の一つと言われる、第3種冷凍機械責任者。この資格は高圧ガス保安法に規定される高圧ガス製造保安責任者の資格区分の一つになっていて、冷凍に関わる高圧ガスを製造する施設において保安の業務を行う資格になっています。冷凍機械責任者の資格は、冷凍機の冷凍能力に応じて、第1種、第2種、第3種に分かれており、今回は最も敷居の低い第3種冷凍機械責任者を受験することにしました。

■冷凍機械責任者の受験資格は?
1種~3種とも受験資格は定められていません。学歴、職歴、年齢、性別を問わず、誰でも試験を受けることができます。

■冷凍機械責任者の難易度は?
合格率は例年30~40%位を推移しているようですが、突発的に難しくなる年があります。平成26年、令和2年は、合格率が20%を下回るという魔の年でした。この変動代は恐怖ですね。受験費用が10000円程度と高いし、試験は1年に1回しか受験機会がありませんので、気が抜けません。

■受験科目
第3種の受験科目は、保安管理技術と高圧ガス保安法に係る法令の2科目です。第1種と第2種は、この二つに学識(計算問題)が加わります。
法令20問、保安管理技術15問をそれぞれ60分、90分の試験時間で解き、全科目60点以上を取れば合格となります。つまり法令を12問、保安管理技術を9問、正答しなければなりません。
問題はマークシート方式による選択問題ですが、冷凍機械責任者の問題は曲者で、「選択肢の中から正しいものの組み合わせはどれか?」という問題が主となっています。危険物やボイラー、消防設備士の問題にある、「正しいものを一つ選べ」、「誤っているものを一つ選べ」という問題ではないので、各選択肢の正誤をきちんと理解できていないと、正解に辿りつけない難しさがあります。

■科目免除
冷凍機械責任者の試験にも科目免除制度があります。技術講習会に3日間参加をし、検定試験に合格すると、「学識」と「保安管理技術」が免除され、法令のみ受験すれば良くなるのです。2万円程度の講習費用という上納金を納めれば、楽に資格を所得できるという制度です。法令の試験は、保安管理技術や学識と比較し、とても易しいです。法令のみを受験する人の合格率は約80%となっていますので、何が何でも資格を取らなくてはいけない人は、講習会に参加することをお奨めします。
私は冷凍機械の理論を学びたい、費用は最低限に資格を取得したいという想いがありましたので、科目免除することなく、受験することにしました。

■参考書
以下の参考書と問題集を購入しました。
トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験完全テキスト
2022年版 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集
どちらの本も、ネット上で絶賛されている本でしたので、迷いなく購入しました。過去問については、ネット上で解説付きで公開されていますので、必要最低限の投資で合格を考えている人はテキストのみの購入で良いと思います。
テキストについては、購入して損はないと思いますが、強者はネット上の動画で済ませる人もいるようです。ネット動画は後述します。個人的には、テキストはどこでも好きな時に必要なエリアを勉強できますので、購入しておいた方が良いと思います。

■試験勉強
いつもは3カ月の試験勉強期間を設けて受験してきました。コツコツと勉強を重ねれば、2ヶ月で問題ないのですが、日常業務の負荷が高まり、勉強する時間が取れないリスクを考慮しての3ヶ月でした。しかし、今回の試験はそのリードタイムを設けず、2ヶ月の勉強期間で試験に臨むことにしました。こういう時に限って予期せぬ事態が発生するのですよね。9月中旬に父が急逝し、葬儀や相続などの対応で試験勉強どころではなくなってしまい、勉強開始が10月からとなりました。今回の試験は諦めようと思ったのですが、高い受験料を払っていましたから、クライミングの優先順位を下げ、週末、試験勉強に集中し、試験に臨むことにしました。

試験勉強は保安管理技術から着手した方が良いです。p-h線図の理解からスタートしましょう。このp-h線図を使った冷凍サイクルをしっかりと工学的に理解することができれば、保安管理技術は恐れる必要はありません。しかし、p-h線図を理解できないと、保安管理技術は手強いものとなります。何故なら、保安管理技術の問題は過去問をベースにしつつ、少し捻った選択肢が用意されるため、冷凍サイクルをきちんと理解していないと判断に迷うからです。文系の方はp-h線図の理解に苦しむと思いますので、動画サイトの積極的な利用をお奨めします。親切に分かりやすく説明されていますので、まずはp-h線図を動画サイトでしっかりと理解しましょう。その後、圧縮機、膨張弁、蒸発器、凝縮器などの各機能の勉強に進めていけば、理解がより深まると思います。
私の場合、先ず、動画サイトで保安管理技術に関して全体像をつかんだ後、テキストを使い、理解を深めました。その後は、過去問題を何度も解き、解答の解説をしっかりと読むことにフォーカス。その選択肢が何故、正しいのか?もしくは、誤っているのか?を工学的に理解することに努め、応用力を養いました。

法令の勉強は後回しでOKです。科目免除のセクションで書きましたが、問題がとても易しいからです。過去問の流用が多く、10年分の過去問をひたすら解いていれば、合格点に問題なく達することができます。10日間程度のリードタイムで十分でしょう。

■試験
試験会場は東大宮にある芝浦工科大学でした。我が家から自転車で20分程の距離です。9時に集合し、9時半から法令の試験を1時間。その後、保安管理技術の試験を1時間半で解答することになります。
科目毎に試験が管理されるスタイルは初めてでした。事前の講習会を受けて、法令試験を受験する人がいるからでしょうね。
先ずは法令から開始。1時間で20問を解きます。30分すると退出が可能となります。私は3度見直しをして、50分で退出しましたが、既にほとんどの人が退出した後でした。手ごたえはまずまず。20問中15問は確実に正答している自信がありましたので、ホッとしました。

40分の休憩をはさみ、11時10分から保安管理技術の試験がスタート。試験時間は30分長くなりますが、問題の数は5問減り、15問となります。
最初の5問でいきなり解答に迷う問題が頻発で焦ります。答えを2つにまで絞れるのですが、最後の決め手に欠くような問題が7問。確実に正答している自信のある問題が8問。合格ラインの9問に届きませんでしたが、自信のない7問全てが間違うことはないだろうと12時過ぎに試験室を退出しました。退出後、すぐに自信のない問題の幾つかを確認しましたが、正答できていることを確認できました。1カ月強の短い勉強期間でしたが、受験費用は無駄にならなかったようです。

■問題と解答の公開
高圧ガス協会の試験は、試験問題を持ち帰ることはできませんが、試験の翌日の試験問題と解答が公開されます。公開された夜に、試験問題を見ながら、解答を確認しましたが、法令は19/20問正答、保安管理技術は14/15問正答していたようです。
答えを2つにまで絞れた問題も卒なく正答を最後に選べたのは、p-h線図を工学的にきちんと理解できて位からだと思います。

■合格発表
合格発表は年が明けた1月5日でした。通常1カ月ほどで合格発表がある試験が多い中、発表までに2カ月も時間を要する資格は初めてです。1年に1回しかありませんから、受験者数が多いのでしょうね。問題と解答が試験翌日に公開され、合格点に達していることは分かっていましたので、2カ月のリードタイムにヤキモキしませんでしたが、ギリギリの人は嫌な2カ月だったでしょうね。当然、合格発表では、合格者リストに自分の受験番号がありました。

登って、勉強するクライマーは、ちょっと休憩します。乾杯のトライに集中して、この春に勝負をかけたいと思いますので…。シーズンオフになったら、勉強を再開するつもりです。

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登って、勉強するクライマー 消防設備士の免状取得を目指してみる。 その4

2022年10月13日 | 勉強するクライマー
6月に受験した乙6で消防設備士の資格取得は打ち止めにしようと思ったのですが、消防設備士の業界を調べてみると、甲種1類の資格を所持しておくことも大きなアドバンテージになるようです。甲種1類は屋内外の消火栓設備やスプリンクラーなどの水系消防設備を対象とした、工事と点検をする際に必要とされている国家資格です。毎年約10000人もの人々が受験をするという消防設備士の中では、乙6、甲4と並び、人気資格の一つとなっています。事前にネットで難易度を調べてみると、合格率は25%前後で、消防設備士の中では難関の部類に入るそうです。気を引き締めて勉強しないと…。

■甲種1類の受験資格は?
甲種の受験資格は実務経験年数でも得られるようですが、一般的には、以下を満たしていると受験することができます。
国家資格、1類以外の甲種消防設備士資格(特類、2類、3類、4類、5類)、電気工事士、電気主任技術者、技術士などを所持していること
学歴としては、機械、電気、工業化学、土木、建築分野での大学、短大、専門学校の学科を専攻し、卒業もしくは課程修了をしていること

私の場合、甲種4類に合格していますが、免状申請を未だ行っていませんので、今回も甲種4類を受験した時と同じように電気工事士の資格保持者という立ち位置で申し込みました。

■甲種1類の難易度は?
冒頭に記載したように、消防設備士の中では難関の資格となります。合格率は25%前後を推移しています。合格率はやや低い数字に見えますが、これは試験範囲が広いので、『理解する大変さ』よりも『覚える・暗記する大変さ』が勝っているからだと思います。従って、コツコツと頑張って勉強すれば、普通に合格する試験です。2ヶ月、余裕をもって3ヶ月のリードタイムがあれば、確実に合格できるレベルに達するでしょう。

■受験科目
試験は筆記試験と実技試験があります。筆記試験は4肢択一のマークシート方式で、『基礎的知識10問』、『構造・機能及び工事・整備20問』、『消防関係法令15問』の3科目。実技試験は『鑑別5問』と『製図2問』の2科目から構成されています。
筆記試験は、各科目で40%以上の正答率かつ全体で60%の正答率が合格点となります。実技試験は60%以上の正答率が求められます。

■科目免除
消防設備士の試験には科目免除制度があります。他の甲種消防設備士や電気工事士、電気主任技術者等の免状を保持していると、一部の科目を免除することが可能です。この科目免除については、免除しないで受けた方が良いとの意見もあります。免除される科目は得点源になるので、免除しない方が良いというのです。
私の場合、電気工事士の資格を持っているので、『基礎的知識10問』と『構造・機能及び工事・整備20問』の内、電気に関する部分の免除を受けることにしました。少しでも勉強する試験範囲を減らした方が負担は小さくなるという判断です。
科目免除に関する考え方は、人それぞれだと思います。自分にとって、最も負担が軽くなる選択肢は何か?という視点で選べば良いでしょう。

■参考書
参考書は資格試験の参考書として有名な弘文社のテキストと問題集を購入し、勉強をしました。著者は工藤さんではないのですが、本の構成は工藤さんの著書と同じであり、分かりやすかったのでお奨めです。
『基礎的知識』、『構造・機能及び工事・整備』、『消防関係法令』の順番で、科目毎に勉強を進めました。私の場合、科目毎に理解を深め、マスターしていくのが性に合っているみたいです。参考書を軽く読んだ後は、問題を反復解答。当然、間違えるのですが、その時は解説を読んで理解を深める。この方法で数回、問題集をこなせば、その科目をマスターできます。その後は、次の科目に移行しつつも、マスターした科目の復習も定期的に行い、記憶の定着を図ります。
このやり方で勉強を進め、1.5ヶ月もすると、3科目の勉強は終わりました。8月からは実技試験対策に集中し、お盆休みが終わる頃には、自信を持って合格点を確実に取れるレベルまで達することができました。
甲種4類の試験を受けた時には、製図専用の問題集を購入し、勉強を進めました。甲種4類の製図はなかなか手強くて、火災報知器の種類や接地個数、配線配策を理解するには、問題集を複数解いて、場数を踏むことが必要でした。甲種1類の製図問題については、それほど警戒しなくても良いです。主に屋内消火栓設備とスプリンクラー消火設備の基礎問題を反復で解いておけば、容易に解答することができますので、実技試験対策は甲種4類よりも負担は小さいです。

■試験
今回は埼玉県で受験しました。埼玉大学が試験会場で、甲種1類の受験者は100人もいなかったのではないかな?乙6や甲4と異なり、受験者数は本当に少ないです。ユニフォームを着用した業界人が多く、私のような資格マニアは少数派だったかな?女性の受験者はほとんどいませんでした。
試験は13時からスタート。1時間で解答を終えましたが、二度、見直しをして、15時半に会場を後にしました。見慣れない問題が2問ほどあり、答えに窮しましたが、他の問題は易しく、90%は正答しているだろうと、試験の手応えはバッチリでした。

■合格発表
合格発表は1か月後の10/7でした。12時にHPに合格者の受験番号が発表され、自身の受験番号を無事に見つけることができました。手応えはバッチリとはいえ、緊張しますね。
翌日、合格通知が届き、各科目の正答率を確認できました。
筆記試験 97%(法令:93%、基礎知識:100%、構造・機能:100%)
実技試験 95%

今回は、かなり真面目に勉強しましたので、納得のいく点数でした。

■今後の展望
消防設備士については、甲2、甲3、甲5、甲特の4つが残っていますが、一旦、休憩して、年内は冷凍機械責任者の資格取得を優先することにしました。今回、準備期間は2ヶ月しかありません。既に試験まで1ヶ月となりましたが、間に合うかな…。ちょっと心配です。

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登って、勉強するクライマー 消防設備士の免状取得を目指してみる。 その3

2022年07月16日 | 勉強するクライマー
消防設備士乙7、甲4の試験に順調に合格。続いて、乙6の資格取得に向けて、6月に試験を受けてきました。乙種6類は消火器に関する消防設備士の資格で、消防設備士の資格の中では、最もポピュラーな資格と言われいます。周囲を見渡すと、消火器が至る所にありますからね!乙種6類は受験資格がなく、誰でも受けることができるので、消防設備士資格取得の第一ステップとして受験する人は多いそうです。

試験は他の消防設備士の試験と同じく筆記試験と実技試験があります。筆記試験は、機械に関する基礎知識、消防関係法令、構造・機能及び工事、整備方法の3科目があり、何れの科目も4割以上の正答率かつ全体として6割以上の正答率が必要となります。試験問題は、4肢択一のマークシート式の問題です。実技試験は、実際の消火器を扱うのではなく、消火器の写真が掲載され、消火器の種類を解答するといった筆記試験となります。合格率は40%前後を推移していて、国家資格の試験の中では易しい部類に入りますので、しっかりと勉強をして臨めば、落ちることは先ずあり得ません。

独学で臨む場合、参考書と問題集をセットに購入し、反復して問題を解くことが有効です。今回、資格試験の参考書として有名な工藤さんのテキストと問題集を購入し、勉強をしました。勉強のコツとしては、科目毎に、参考書を一通り読んだ後、問題集を解く。問題の答え合わせで記憶の定着を図る。これが王道だと思います。参考書を完璧に読み込んで問題集に臨むよりも、問題集を解く過程の中で、記憶できていない項目を何度も解くことで記憶するのが効率的だと思います。
今回、3月末に甲種4類の受験を終えた後、乙6の勉強をスタート。GWに入る頃には、筆記試験の勉強を終わらせ、GWから筆記試験対策を始めました。GWが終わる頃には、合格点が取れる自信を持つレベルまで達し、試験までの1ヶ月は問題集を何度も解き直しました。

試験は東京都の中央試験センターで受験。今回の受験は、平日であるにもかかわらず、たくさんの受験者が会場を訪れていました。乙種6類は人気のある資格なのですね。試験時間は2時間半。1時間程かけて回答した後、見直しを2回行い、2時間程で会場を退室しました。試験の手応えはバッチリで、合格は間違いないと思っていましたが、合格発表まではドキドキです。合格通知によると、正答率は、機械に関する基礎知識 100%、消防関係法令 100%、構造・機能及び工事、整備方法 80%で、筆記試験トータルの正答率は90%でした。
実技試験の正答率は90%。余裕をもって、合格でした。2ヶ月強、真面目に勉強しましたからね!

さて、資格取得の試験は一区切りつけようと思っていたのですが、頸椎椎間板ヘルニアを再発させてしまい、クライミング戦線から遠ざかることになってしまいました。暇を持て余していますので、引き続き、資格取得の勉強を続けてみようと思います。
次のターゲットは、消防設備士甲種1類(消火栓、スプリンクラー等)です。覚えなくてはいけない範囲が広く、消防設備士の中では最難関と言われているようです。9月に行われる試験まで2ヶ月ありますから、コツコツと勉強を重ねていきましょう。

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登って、勉強するクライマー 消防設備士の免状取得を目指してみる。 その2

2022年04月29日 | 勉強するクライマー
2022年の国家資格取得活動は消防設備士乙7の合格通知からスタート。年末に乙7の受験を終えた後、次のターゲットに甲種4類を選び、早速、勉強を始めることにしました。甲種4類は、自動火災報知設備、ガス漏れ火災報知設備、火災通報装置など主に電気に関係する消防設備の整備・点検・工事を行うための資格です。乙種7類同様に、電気工事士の資格を保持していると、科目免除の恩恵に与ることができますので、今回も積極的に利用しました。

筆記試験は、基礎的知識10問と消防用設備等の構造・機能・整備の中で電気に関する問題12問が免除されます。45問中22問が免除され、23問を回答すれば良いことになります。さらに実技試験も鑑別問題の第1問が免除されます。

勉強する範囲が減るので、科目免除を積極的に使いましたが、電気に関する知見が得意な人は、科目免除をせずに、この分野を得点源にした方が良いという意見もあります。試験会場によっては、甲種4類と乙種7類を併願受験することができ、そのためには科目免除をしなければならないという制約もあります。個々人の事情に合わせて、免除する/しないを判断したら良いと思います。

甲種4類の関門は製図の実技試験だと思います。総合力が試されますので、幅広い知識を持っていないと解くことができません。筆記試験対応40%、実技試験対応60%位の割合で勉強をしました。

勉強は、資格試験の参考書として有名な工藤さんのテキストと問題集を購入し、勉強をしました。年末から勉強をスタートし、2月中旬には筆記試験の勉強を終わらせました。その後も記憶の定着を図るために、問題集を定期的に解き続けましたが、2月中旬から鑑別と製図の勉強に着手し、3月末まで地道に勉強しました。

試験は東京都の中央試験センターで受験。乙種7類と違って、受験者数が多かったです。世の中で甲種4類の資格のニーズが高いのでしょう。試験時間は科目免除により短縮され、2時間半でしたが、それでも余裕を持って解答することができました。マークシートの解答欄を間違えないように注意をしながら、何度も見直しを行い、2時間で会場を退室しました。

試験の手応えはマズマズで、合格するだろうと思っていましたが、合格発表までは緊張しますね。自分の受験番号を合格者リストから見つけた時は嬉しかったです。後日、封書でも合格通知が郵送され、試験結果が記載されていました。何れの科目も正答率が80%を超え、余裕を持っての合格でした。
筆記試験:82% (法令:80%、構造・機能:87%)
実技試験:88%

次は、乙種6類の試験です。
4月から既に勉強をスタートしています。筆記試験に関しては、大体、勉強を終えました。残りの1ヶ月で実技試験の対策に励みたいと思っています。

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登って、勉強するクライマー 消防設備士の免状取得を目指してみる。 その1

2022年02月01日 | 勉強するクライマー
2021年後半は冷凍機械責任者を受験してみる予定だったのですが、申込を失念するという大失態を演じてしまい、年内に受験可能な資格として、消防設備士の資格取得に挑戦することにしました。消防設備士は、甲種が1類〜5類、特類の6種類、乙種は1類〜7類の7種類あります。今回は乙7の資格取得を目指しました。乙7は漏電火災警報器に関する資格です。

消防設備士の試験は、筆記試験と実技試験があります。筆記試験は3つの科目に分類され、各科目で40%以上の正答、トータルで60%以上の正答が必要になります。実技試験は漏電火災警報器を扱う試験ではなく、記述式筆記試験です。選択式の回答ではないので、確実な回答が必要となります。ただ、乙7は電気工事士の資格を保持していると、科目免除を受けることができます。電気に関する基礎知識や構造・機能・整備等に関する筆記試験だけでなく、実技試験も免除されます。これは大きなメリットで、たった15問の筆記試験を受けるだけで良いのです。この科目免除制度の影響もあり、他の類に比べて、合格率は高くなっています。

試験対策は資格試験の参考書として有名な工藤さんのテキストと問題集を購入し、勉強をしました。テキストを2~3回繰り返して読み、練習問題を解いていくと、記憶が定着してきます。さらに知識の深掘りをするために、ネット上で公開されている過去問サイトを訪れ、何度も解答を繰り返すことで、知識の幅を広げました。勉強期間は1ヶ月程度でしょうか?科目免除制度の恩恵を与っていますので、勉強範囲が半減しているのは大きいです。根詰めて勉強すれば、1~2週間の勉強で合格できるでしょうね。

試験は東京の中央試験センターで行われました。危険物取扱者試験以来の来訪です。科目免除を受ける人、乙4と併願受験する人毎に試験室が分かれているようです。科目免除をする人の試験時間は短く、1時間だったかな?ちょっと覚えていません…。気を付けなくてはいけないのは、いずれの問題が科目免除の対象となっているのかを把握することです。そして、適切な問題番号に回答をマークすることですね。ここを間違えてしまうと、とんでもないことになりますので、注意して下さい。試験結果は、法令の正答率90%、構造・機能の正答率100%で、余裕を持っての合格でした。

次は甲種4類、乙種6類を受験する予定です。甲4も電気工事士の資格を持っていると、乙7と同様に筆記試験を大幅に科目免除できるので、しっかりと活用したいと思います。乙6は消火器に関する資格です。最もポピュラーだと思うので、こちらも資格を保持しておきたいですね。

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登って勉強するクライマー 2021年の振り返りと2022年の目標

2022年01月02日 | 勉強するクライマー
2020年は危険物取扱の免状取得に集中した1年でした。乙種をコンプリートし、〆に甲種を受験。2021年は危険物取扱甲種の合格通知を受け取るところからスタートしました。

危険物は設備管理業務に必要な資格4点セットの一つと言われていますが、この他にも第二電気工事士、2級ボイラー技士、第三種冷凍機械責任者がありますので、2021年はこれらの資格取得にフォーカスすることにしました。

順調に2級ボイラー技士、第二電気工事士の資格を取得。これらの資格は、筆記試験に加え、実技講習、もしくは、実技試験もあって、筆記試験だけでは免状が取得できません。2級ボイラー技士の実技講習はコロナの影響で埼玉県の受講ができず、東京まで遠征して、受講してきました。8月に入ってから、最後の砦である、第三種冷凍機械責任者の勉強をスタート。この資格は昨年から試験内容の傾向が変わったようで、合格率が20%を切ってしまうという異常事態。気合を入れて、勉強を始めたのですが、受験の申し込みを忘れるという大失態を演じてしまいました。第三種冷凍機械責任者の試験は年に1回しかありませんから、来年まで待たなければいけません。トホホ…。

一気に下がってしまったモチベーションを立て直すために、消防設備士の資格取得を目指すことにしました。乙種が7種類、甲種が6種類あり、取りごたえのある資格です。年末に乙種7類(漏電火災警報器)を受けてきました。1月末に合格発表があるので、楽しみです。

2022年の資格取得ですが、2021年に受験できなかった第三種冷凍機械責任者を受験しようと思います。試験は秋に実施されますので、それまでの間に消防設備士(甲種4類、乙種6類)と第一種衛生管理者を受験する予定です。

資格の勉強は知的好奇心を満たすことができるので、とても楽しいです。成果として、国家資格を取得できるという達成感を覚えることができるのも良いですね。難関資格は勉強のモチベーション維持が大変ですが、今、取り組んでいる資格は2~3か月程度の勉強で簡単に取得できるので、お手頃です。

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登って、勉強するクライマー 第二種電気工事士の免状取得を目指してみる! その2

2021年08月24日 | 勉強するクライマー
2021年にボイラーと電気工事士の資格取得を目指しています。ボイラーについては学科試験、実技講習をこなし、免状を取得しました。電気工事士については、5月に行われた筆記試験を無事、パスし、7月中旬に技能試験を受験。本日、合格発表があり、合格を確認しました。

電気工事士の技能試験は、事前に候補問題(13課題)が公開され、いずれかの問題が出題されます。単線図を複線図に変換し、ランプレセプタクルやコンセント、スイッチなどの配線工事を行い、作品を作り上げます。試験時間は40分と短いため、事前に練習することが大切です。試験に必要な工具だけでなく、練習用の資材も入手し、じっくりと練習しました。試験対策としては、全ての候補課題の複線図を完璧に書けるようにしておくことです。試験時間は短いですから、少しでも作品作りに充てる時間を確保することはとても重要です。その際、各ケーブルに必要とする長さや色、太さ、種類、結束部のスリーブの大きさなど、抜け漏れなく、書き込みましょう。3分以内に書き上げることを目標にしました。

技能の練習は、器具の結線、電線の接続、ストリップなど単位作業を最初に行うと良いでしょう。作業で時間を要するのは、ランプレセプタクルと露出型コンセントの接続だと思います。この作業は場数がモノを言うので、何度も練習することをお奨めします。電線のストリップについては、EM-EEFケーブルは曲者です。VVFストリッパーで作業をすると、外装被覆、絶縁被覆ともに剥ぐのがVVFケーブルに比べ、やりにくいのです。何度かストリップする練習をしたおいた方が無難です。また、VVRケーブルの外装被覆をストリップするには電工ナイフを使います。刃が鋭いので、こちらも練習しておいた方が良いです。焦って作業をすると、思わぬ怪我をすることがあります。

単位作業の練習をこなした後は、候補問題を時間内にできるのかを確認しておきましょう。すべての候補問題を2~3度作ることができれば最高ですが、資材も限られていますから、難しいと感じた候補問題に絞り、復習したら良いでしょう。個人的には、候補問題7番と11番が時間的に厳しいと感じました。7番は4路スイッチの問題です。対処する電線の数が多く、プルボックス内で結線処理もありますので、時間を要しました。11番の問題は、ねじなし鋼管を処理する問題です。プライヤーでねじなし鋼管をブルボックスに締め付けるには慣れが必要です。

欠陥となる事例を事前に確認しておくことも忘れずに!作品を奇麗に作るに越したことは無いのですが、限られた時間で作らなくてはいけません。時間をかけてでも丁寧に作らなくてはいけないところ。力を抜いても良いところ。メリハリをつけて、効率的に作るには、欠陥となる事例を理解していくことが大切です。

それにしても、技能試験は事前の練習に苦労しました。私は元々手先が不器用なので、細かい作業が苦手です。クライミングを楽しむようになってからは指が太くなり、手先がさらに不器用になりました。クライマー泣かせの技能試験です。試験時間が10分延びれば、余裕なんですけどね。40分という試験時間は絶妙です。

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登って、勉強するクライマー 2級ボイラー技士の免状取得を目指してみる! その2

2021年07月02日 | 勉強するクライマー
2月に2級ボイラー技士の学科試験に合格してから4ヶ月が経ちました。ボイラー技士の免状は、学科試験に加え、実技講習を受講しないと取得できません。この実技講習は、都道府県のボイラー協会で計画されるのですが、コロナウィルスの影響で私が住む埼玉県では中止され、再開の目途がたたないとのことでした。そこで、東京都で開催される実技講習会への参加を狙っていましたが、すぐに応募が〆切られ、なかなか申し込むことができませんでした。ようやく受講できたのは6月末。今回、講習に参加したのでした。

実技講習は3日間の日程で計画され、2日間はボイラーに関する基礎知識を座学で学び、3日目にボイラーの実技となります。コロナの影響で、受講生がボイラーを操作することはできず、教官の操作を見守るだけだったのですが、従来は受講生がボイラーに触れるらしい。ちょっと残念な実技講習でした。費用はテキスト代を含め、26000円程かかります。

この実技講習ですが、平成24年までは実技講習を受けることが学科試験を受験できる一要件だったようです。しかし、今は学科試験に合格した後に実技講習を受けることができるようになりました。今回、40名の実技講習受講者がいましたが、学科試験に合格している人は40%位でしたね。残り人はこれから学科試験を受験するようです。
どちらを先に受けるべきか?個人的には、学科試験に合格した後に実技講習を受けた方が身になると思います。試験対策でボイラーに関する知見を学んだ後に現物を触る方が理解は進むからです。予備知識のない状態で実技講習を受けても、ほとんど頭に残らないでしょう。

ところで、私がボイラーに触れるのは二度目です。初めてボイラーに触れたのは、約30年前です。大学の実験で、ボイラーを動かし、諸データを取得し、ボイラーの効率等を計算。ボイラーの基本特性を学ぶ機会があったのです。このような機会はボイラーメーカーにでも勤めない限り、得ることはありませんから、貴重な体験をしている訳ですが、当時は怠け学生でしたから、実験には参加したものの、レポートは過去レポを丸写しした記憶があります。随分と勿体ないことをしました。
30年前の自分に言ってやりたい!真面目に勉強しろと…。

免状を取得する環境は整いました。申請用紙を入手しましたので、近々に免状申請しましょう!

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登って、勉強するクライマー 第2種電気工事士筆記試験に合格するはず…

2021年06月01日 | 勉強するクライマー
2021年の資格試験。第一弾として、2月に2級ボイラー技士を受験しましたが、今回は第二弾として、第2種電気工事士の筆記試験を5月末に受けてきました。

この資格は業務で使うことはないのですが、私の部下に業務オーダーで受験を依頼しているため、受験勉強がどれほど必要となるのかを身をもって体験しようというのが受験の動機です。

第2種電気工事士は、受験資格はなく、誰でも受けることができます。年に2回実施され、筆記試験と技能試験を受験する必要があります。先ずは筆記試験に合格し、その後、技能試験にも合格すると、免状を取得できます。筆記試験の合格率は例年60%前後、技能試験の合格率は70%前後で推移しており、比較的取得しやすい資格だと思います。

今回、受験した筆記試験は50問出題され、30問以上正答すれば、合格となります。
筆記試験は、暗記が物を言う「知識問題」と電気理論等の「計算問題」に大別されますが、「計算問題」を捨てたとしても合格することはできますので、文系の人でもしり込みする必要はないでしょう。計算問題といっても、基本的にはオームの法則を使った問題なので、難しくありません。過去問を解いていれば、解き方が分かるので、個人的には点数の稼ぎどころだと思います。

テキストは、評判の高い「第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格」を購入し、一通り勉強した後は、10年分の過去問を問いて、問題の傾向を掴むことに専念しました。過去門を解いていると、同じような問題が何度も出題されていることが分かります。
勉強には、3週間ほどの時間をかけましたが、それくらいの勉強時間で、過去問を90%程度、確実に正解できるくらいになりました。ボイラーや危険物は筆記試験に3〜4科目あり、それぞれ合格点が必要となるのですが、電気工事士は科目別になっていないので、危険物やボイラーよりも合格しやすいと思います。

今回、試験は埼玉大学で行われました。筆記試験の試験時間は2時間。1時間経過すると退出可能となります。解答時間は十分にありますので、焦らずにゆっくりと解答すれば良いでしょう。特に配線図の問題は、複線図を書かないと解答できない問題もあります。ここはじっくりと時間をかけて解答した方が良いでしょう。
私の場合、1時間かけて50問解いた後、計算問題と配線図の問題はじっくりと見直しをしました。5問程度、答えに迷う問題があり、これらも心を落ち着けて、確度の高い選択肢を選ぶようにしました。1時間半経った頃に退出しましたが、8割程度の人は既に退出した後でしたね!

ちなみに、電気工事士の試験では、試験問題を持ち帰ることができ、翌日に解答が公表されます。正式な合格発表は7月初旬となるようですが、技能試験は7月中旬に開催されますから、早めに自己採点で合否が分かるように配慮しているのでしょうね。
翌日、自己採点しましたが、50点満点でした。迷いに迷った問題が5問ほどありましたが、これらもすべて正解を導き出すことができたのは、見直しをして、より正解に近いであろう選択肢を論理的に選べたからだろうと思います。

次は技能試験です。候補問題が公開されているので、しっかりと予習をして、試験に臨みたいと思います。

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