昨日好きなテレビ番組を取り上げ、思ったことを綴らせてもらった。もうひとつあげると「月曜から夜遊び」が好きだ。マツコデラックスと関ジャニの村上くんの番組だ。
何が好きかと言うと、赤羽や小岩辺りの下町での街頭インタビューというか生態が面白い。なんでこのじいさん、歯一本しかないのだろう?という”人間”丸出しの人々が出てきて、好き勝手なことしたりやったりする姿が放送される。
最近は規範主義といったらいいのか、ルールを守ることを強いられて生きる社会になっていて、そのような社会に適合して生きていくことで、個人や集団の測るようになっている。つまり人間の行動が全て決まっているように見えて、オーウェル『1984』のような管理社会が進んでいるように感じてしまう。理屈っぽいなあ。
とはいえ、「月曜から夜遊び」を観ていても、若い人はずいぶんこぎれいで、きれいな顔立ちの人が増えたと感じさせられる。だからいいことだとは、全然考えない。なんというか行動がごとごつしていなくて、スマートでいて、やはり規範主義が染み込んでいるかのように思う。
それは多少カッコつけたり、いきがっていたりしてもだ。だからどこか酷薄さを滲ませているというか、幼いように思える。ひと昔前の人の骨ばった感じを思い出してほしい。
そういえば、近代社会はmodernである。modernの元々の意味は、モデルであるから、近代社会は何かモデルを設定して、そのモデルに向かう社会ということである。
だから、若者の顔もあるモデル化された顔を目指して、ファッション、メイク、さらに整形などが利用される。だから、モデルという仕事は、理想の顔やファッション、ライフスタイルを人々に提示する。ゆえに人気商売になるわけだ。
その昔モデルを無機質だといったものだが、そこには歯が1本のじいさんは人間くさくて、使えないことになるかなあ(笑)まあひっくり返って、面白いとも思うけど。
若い人は無機質になっていたりはしないだろうかと、それが幼い表情に現れてはいないかと・・・ふと思うのであった。総じて若者が似ていると思うのは、僕が年をとっただけと怒られちゃうかもとも。