日曜以外、毎日通う。
もちろん、介護保険の適用外分は、自費(結構高額!)での通所となるが。
音楽家でもある管理者さんは、なにしろ、利用者たちを心底愛してくださっているのが傍目にも判る。
管理者さんのお知り合いの、テノール歌手の方のご縁で、今日の運びとなった。
テノール:金井綱一郎さん、ソプラノ:草薙久美子さん
ザ・フィアリスのユニット名で、地域で長くご活躍、とのこと。
早春賦、おぼろ月夜、からたちの花・・・。
♪サンタルチア♪など、いぶし銀テノールのカンツォーネは、芳醇な美酒、の味わい。
いずれも、通所者のみなさんの心と身体に響く名曲ばかり。
加えてさらに、♪いのちの歌♪に圧倒される。
さてその前に、竹内まりやさんの詩の朗読を仰せつかったのは、母。
認知症の症状は時に暴走もするけれど、滑舌と明朗さにおいて選ばれた?
♪いつかは誰でもこの星にさよならをする時が来るけれど♪
シリアスなフレーズも、
まるで他人事のように淡々と、動じることなく、見事に大役をこなした。
もっとも、帰宅後、神経強迫症的な行動が繰り返されたのは、
感受性が人一倍強い彼女の、
心の奥底が確かにその詩に反応した証し、かも知れない。