終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

猛暑日は録画鑑賞

2009-08-12 22:08:31 | テレビ
猛暑日の古いニュータウン、

“風の彫刻”さえ、草の生い茂る丘の上で踏ん張って、微動だにしない。

母の家から戻ったら、涼しい室内で、おっちゃんが録ってくれた映画を観る。

必見、“名探偵ポワロ・スペシャル”なんて豪華な!

ヨーロッパの上流社会が舞台で、時代も古いのに、このリアリティはどうだろう。

国産の安直なサスペンス物と対照的に、普遍的な人間の本質を描いているから。

ついつい、ファッション、インテリアの美しさに目を奪われて、

話の筋を追うのを忘れ、ざっと理解するだけでも1度の再生で済むことは皆無。

字幕付き原語版がオススメだけれど、今日は吹き替え付きの衝撃的な1作を観た。

“五匹の子豚”、すごかった。

冤罪でヒロインが絞首刑にされた事件が、14年後にポワロによって解明される話。

“冤罪”に、敏感に反応してしまう、自分に驚いた。

“処刑”が、やけにソソクサと執行されたように映った、のは、なぜだろうか。

アガサクリスティは、時代や国境を越えて、欲望に支配されてしまう、人間の真実を描いている。

さらに時空を超えて、小説よりも奇しき現実を暴き出してくれる。

息苦しいほどの、この国の現今の現実までも。





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