終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

沈丁花

2015-03-29 20:56:11 | 植物

香りでいえば、沈丁花。

どこからともなく漂う芳香に、しばし足を留める。

2,30年も昔のこと、

うちの庭では、ばらの芽かきの適期だった。

新芽を吟味し、将来のステム、その伸びる方向も考慮して、

中途半端な芽は、根元から外していく。

外した芽だけでも、実に数kgもあって、

ある年など、芽掻きした新芽で、糸や布を草木染めした。

八十八夜の新茶で染めたら、きっとこんな感じだったろう。

初々しい、浅い緑系、おまけにバラの香り付き。

手元には、バラの新芽の清らかな香り。

風に乗って漂うのは、沈丁花の濃厚な香り。

なんと豪華な春!だったのだろう。

でもなぜか、うちの庭に沈丁花は育たなくて、

数年で突然枯死、消えていった。

写真の木は、近所のガソリンスタンドの東角でみつけた。

木の高さが2メートル近くあって、幹も太い。

沈丁花なのかどうか、やや不安ではある。

 

 

 



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