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ヒルビリー・ブルース

2012年01月06日 00時22分41秒 | CINEMA
サンダンス映画祭でグランプリに輝き、
本年度アカデミー賞主要4部門(作品・主演女優・助演男優・脚色)にもノミネートされた作品
ウィンターズ・ボーン」です。
メガホンを取るのはこれが2作目の女流監督デブラ・グラニック、
出演にジェニファー・ローレンス、ジョン・ホークス。
荒涼とした風景は「フローズン・リバー」を連想させます。


ミズーリ州の山村で質素に暮らす17歳の少女リー。
彼女には幼い弟と妹がいるが、父親は収監され母親は精神を病んでいる。
ある日父親が自宅を保釈金にして失踪してしまう。
父を見つけないと家を差し押さえられる状況に陥ったリーは
家族を守る為、保守的なムラ社会に立ち向かっていく。

主人公の育った環境が全くもって過酷過ぎる。
親族はほとんど犯罪に手を染めており、
その土地独特の掟が村人を縛っている。
そんな中グレないのが不思議なくらいですが、
彼女を突き動かしているのは父親を助ける事ではなく家族を守る事。

なんと言ってもムラの女達の顔つきが凄い!!
まんま苦労が滲み出ているかと言うか、
良くここまで味のある役者を揃えたなという感じです。
ここでは全ての面倒事含めて女性の仕事なんでしょう。
そういや元ローラ・パーマー、懐かしのシェリル・リーも出演してました。

主演のジェニファー・ローレンスは試練に負けず
真実を突き止めようとするリー役を好演。
叔父役を演じたジョン・ホークスも素晴らしかったです。

結末はどうあれ真実にひたすら迫ろうとするリー。
そこにはただ家族(特に弟と妹)を守りたい
という彼女の決意の表れでした。



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