最後はお馴染み映画ベスト10です。
2014年に私が劇場で鑑賞した67作品の中から選出しました。
※記事内容はTwitterでのつぶやきを加筆・改変したものです。
10.her/世界でひとつの彼女
昨年度アカデミー脚本賞受賞の、OSに恋をする男の物語「her/世界でひとつの彼女」。
2次元キャラに恋するぼっちの姿を分かりやすい形で描いたのが本作(?)。
「CODE46」もそうだったが、上海のロケーションは独特の近未来感が出て良い。
スパイク・ジョーンズ流の「幼年期の終わり」。
9.グランド・ブダペスト・ホテル
ウェス・アンダーソンの新作「グランド・ブダペスト・ホテル」。
沢山の登場人物が織り成す物語と絵本のような直線的画作りは、正に彼の作風の集大成と言える。
物語と画作りのバランスも最高、だからあれだけのキャストが揃った訳で。
8.ゴーン・ガール
デヴィッド・フィンチャー最大のヒット作となった「ゴーン・ガール」が8位。
突然失踪した妻と、それを探す夫の物語。
何を言ってもネタバレになってしまうが、なんと言ってもロザムンド・パイク!!彼女の存在が全て。
後半は笑いが止まらない。なんとなくヒッチコックを思い起こしてしまった。
7.インターステラー
クリストファー・ノーラン期待の新作「インターステラー」。
寿命を終えようとする地球から移住可能な星を探す旅に出る父親とその娘の物語。
これはノーラン流ハイパージュブナイル作品ではないか!!
相変わらず構造は数学的で難解だが、冒頭からの伏線がクライマックスで回収されラストの感動へと繋がる。
6.ぼくたちの家族
石井裕也がとある一家を描いた「ぼくたちの家族」が6位。
「舟を編む」から更に凄みを増した印象。
妻夫木聡と池松壮亮の兄弟の対比も物語に深みを与えている。
決して派手な作品ではないのだが、彼がこれからの邦画を引っ張っていく存在なのは言うまでもない。
5.ジャージー・ボーイズ
クリント・イーストウッドがトニー賞受賞のブロードウェイミュージカルを映画化した「ジャージー・ボーイズ」。
60年代にヒット曲を連発したフランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズの栄光と挫折を描いた本作、
肌触りは音楽版「グッドフェローズ」。ラストの爽快感は昨年随一。
4.フランシス・ハ
ノア・バームバックが主演グレタ・ガーウィグと共同で作り上げた「フランシス・ハ」。
27才になっても大人になれない、ツイてない、モテないの三拍子の主人公が最後にちょっとだけ成長する姿にジンワリ。
BGMの選曲センスにヤラレタ!!
3.ショート・ターム
問題を抱えたティーンの保護施設で起こる人間模様を描いた「ショート・ターム」。
予告編の煽り文句(ロッテントマト)に正直眉唾ものだったのだが良い意味で裏切られた。
主演のブリー・ラーソンが素晴らしい演技、ウェット過ぎない語り口も好み。
劇中語られるメイソンの話で、その場の情景を浮かばせるところなんかは出色。
2.インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
フォークシンガー、デイブ・ヴァン・ロンクの自伝を元にコーエン兄弟が作り上げた「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」が2位。
ボブ・ディランがデビューしてシーンが変わる、夜明け前にひっそりと咲いた名無しの花の物語。
T・ボーン・バーネットが手掛けたサントラがまた出色の出来、オスカー・アイザックの歌声に酔いしれる。
1.イーダ
修道院で暮らす少女が唯一の親戚と出会い、家族のたどった運命を追っていくポーランド映画「イーダ」が2014年のベスト。
スタンダードサイズのモノクロ画面、台詞を極限まで削ぎ落とした演出、それでいて雄弁に語りかける主人公の瞳。
声高に叫ぶ事無く、淡々と戦争の悲劇を綴った傑作。
以上のような結果になりました。
ちなみに10位以下はというと、
百円の恋
悪童日記
コーヒーをめぐる冒険
複製された男
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン
オール・ユー・ニード・イズ・キル
6才のボクが、大人になるまで。
ダラス・バイヤーズ・クラブ
ある過去の行方
アクト・オブ・キリング
でした。
今年も良い作品に出会えますように!!
2014年に私が劇場で鑑賞した67作品の中から選出しました。
※記事内容はTwitterでのつぶやきを加筆・改変したものです。
10.her/世界でひとつの彼女
昨年度アカデミー脚本賞受賞の、OSに恋をする男の物語「her/世界でひとつの彼女」。
2次元キャラに恋するぼっちの姿を分かりやすい形で描いたのが本作(?)。
「CODE46」もそうだったが、上海のロケーションは独特の近未来感が出て良い。
スパイク・ジョーンズ流の「幼年期の終わり」。
9.グランド・ブダペスト・ホテル
ウェス・アンダーソンの新作「グランド・ブダペスト・ホテル」。
沢山の登場人物が織り成す物語と絵本のような直線的画作りは、正に彼の作風の集大成と言える。
物語と画作りのバランスも最高、だからあれだけのキャストが揃った訳で。
8.ゴーン・ガール
デヴィッド・フィンチャー最大のヒット作となった「ゴーン・ガール」が8位。
突然失踪した妻と、それを探す夫の物語。
何を言ってもネタバレになってしまうが、なんと言ってもロザムンド・パイク!!彼女の存在が全て。
後半は笑いが止まらない。なんとなくヒッチコックを思い起こしてしまった。
7.インターステラー
クリストファー・ノーラン期待の新作「インターステラー」。
寿命を終えようとする地球から移住可能な星を探す旅に出る父親とその娘の物語。
これはノーラン流ハイパージュブナイル作品ではないか!!
相変わらず構造は数学的で難解だが、冒頭からの伏線がクライマックスで回収されラストの感動へと繋がる。
6.ぼくたちの家族
石井裕也がとある一家を描いた「ぼくたちの家族」が6位。
「舟を編む」から更に凄みを増した印象。
妻夫木聡と池松壮亮の兄弟の対比も物語に深みを与えている。
決して派手な作品ではないのだが、彼がこれからの邦画を引っ張っていく存在なのは言うまでもない。
5.ジャージー・ボーイズ
クリント・イーストウッドがトニー賞受賞のブロードウェイミュージカルを映画化した「ジャージー・ボーイズ」。
60年代にヒット曲を連発したフランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズの栄光と挫折を描いた本作、
肌触りは音楽版「グッドフェローズ」。ラストの爽快感は昨年随一。
4.フランシス・ハ
ノア・バームバックが主演グレタ・ガーウィグと共同で作り上げた「フランシス・ハ」。
27才になっても大人になれない、ツイてない、モテないの三拍子の主人公が最後にちょっとだけ成長する姿にジンワリ。
BGMの選曲センスにヤラレタ!!
3.ショート・ターム
問題を抱えたティーンの保護施設で起こる人間模様を描いた「ショート・ターム」。
予告編の煽り文句(ロッテントマト)に正直眉唾ものだったのだが良い意味で裏切られた。
主演のブリー・ラーソンが素晴らしい演技、ウェット過ぎない語り口も好み。
劇中語られるメイソンの話で、その場の情景を浮かばせるところなんかは出色。
2.インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
フォークシンガー、デイブ・ヴァン・ロンクの自伝を元にコーエン兄弟が作り上げた「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」が2位。
ボブ・ディランがデビューしてシーンが変わる、夜明け前にひっそりと咲いた名無しの花の物語。
T・ボーン・バーネットが手掛けたサントラがまた出色の出来、オスカー・アイザックの歌声に酔いしれる。
1.イーダ
修道院で暮らす少女が唯一の親戚と出会い、家族のたどった運命を追っていくポーランド映画「イーダ」が2014年のベスト。
スタンダードサイズのモノクロ画面、台詞を極限まで削ぎ落とした演出、それでいて雄弁に語りかける主人公の瞳。
声高に叫ぶ事無く、淡々と戦争の悲劇を綴った傑作。
以上のような結果になりました。
ちなみに10位以下はというと、
百円の恋
悪童日記
コーヒーをめぐる冒険
複製された男
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン
オール・ユー・ニード・イズ・キル
6才のボクが、大人になるまで。
ダラス・バイヤーズ・クラブ
ある過去の行方
アクト・オブ・キリング
でした。
今年も良い作品に出会えますように!!
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