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最後の西部劇

2011年05月04日 00時44分16秒 | CINEMA
コーエン兄弟の最新作はジョン・ウェインのオスカー受賞作
「勇気ある追跡」をリメイクした「トゥルー・グリット」。
出演はジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、
そして若干14歳の新鋭ヘイリー・スタインフェルド。



※前売特典はトートバッグ

マティ・ロスは父親を殺した雇い人トム・チェイニーをへの復讐を果たすため、
金で雇った保安官ルースター・コグバーンと共にインディアン居留地へ赴く。
道中同じくトムを追うテキサスレンジャーのラビーフも加わり足取りを辿ってゆくが・・・。

まず特筆すべきはマティ・ロスを演じたヘイリー・スタインフェルド。
若干14歳というのも驚きだが、
その演技でアカデミー助演女優賞にノミネートされて2度ビックリ。
冒頭の店での交渉術でかなりの負けん気の強さを発揮、店主もタジタジのしたたかさ。
そして酔いどれ保安官ルースター・コグバーンを生き生きと演じた
ジェフ・ブリッジスはオスカーを受賞した「クレイジー・ハート」に匹敵する素晴らしさ。
そしてテキサスレンジャー、ラビーフには口髭をたくわえたマット・デイモン。
この3人が同じ目的に向かって、時に衝突し合い時に共闘しながら進んでゆく。

ジャンルとしては西部劇の体を成しているが、
昔ながらの勧善懲悪ものではない。
世界の果ての地獄まで仇を追い詰め復讐を果たしたマティは
目的と引き換えにその代償を払うこととなります。

ラストの郷愁と寂しさに満ちた、ほろ苦い後味がなんとも好きです。



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