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港カヲル恐るべし

2008年07月08日 00時01分54秒 | CINEMA
横山秀夫の大ベストセラーを映画化した「クライマーズ・ハイ」、
初日に観て来ました。
監督は「金融腐食列島[呪縛]」「突入せよ!あさま山荘事件」の
原田眞人。
ちなみに原作は未読ナリ。


1985年群馬県御巣鷹山に墜落した日航機。
それを追う地元新聞社記者達の男臭く、熱い人間ドラマ。
これは原作者の横山氏が
実際に体験した事に基づいているらしいです。

タイトルのクライマーズ・ハイとは
登山家が興奮状態で恐怖心が無くなってしまう状態のコト。
それに準えて新聞社の熱病にも似た1週間を描いています。

堺雅人がいつになく熱い芝居をしていてビックリ!!
脇を固めるエンケン、トモロヲ、堀部、マギー、
でんでんがいい味出してました。
そして皆川猿時!!
嫌悪感を抱く程のキャラで販売局長役を演じてましたね。

こういう組織内の主導権争いは原田監督の得意とする所です。
所謂面子のハナシ。
会社勤めをしてると大なり小なり
これに似たシチュエーションの経験がある方も多いのでは?

男達は時に反目し合い、時に団結しながら核心に近づいていく。
テンションの落ちない中進んでいく展開は
「突入せよ!~」を彷彿とさせます。

実話を元にしており題材が題材だけに事実と異なってもいかんし、
カタルシスを得る結末ではない。
しかし私がここ数年観た中では久しい、
スケールの大きい邦画ではなかったかと思います。

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