昨日、丸森町の災害ボランティアに参加。専用駐車場のある伊具高校庭までの案内、受付、オリエンテーション、作業現場への割り振りと移動と、持ち場ごとの担当者が滞りなく進めていた。作業は、グループ7名で、浸水した住宅の片づけ。建物は、平屋で、生活用品がほぼ全て泥水を被っていて、破棄せざるを得ない状態。いわき市に行った時も感じたが乾燥した泥は細かく、物の洗浄や、健康面でも極めて厄介なものだと改めて知る。作業は、15:00で終了。写真は、災害ボラセンから町役場方向。日が落ちるのが早いことを実感。帰宅後、ニュースで、町内の水道が、飲料には、まだ検査が必要だが、復旧したことを知った。日常を取り戻す第一歩と思う。
3.11の時は、断水が続き4月6日に復旧した。夕方、自宅前に、水道局の車が停まり職員の方が、消火栓の止水バルブを開け、赤黒く濁った水を出し始めた。不眠不休で、復旧にあたっていたと思う。ヘッドライト付ヘルメットをかぶり、髭が茫々の職員の方が、「飲み水は少し待って下さい」と申し訳ないように言われた光景が記憶に残っている。今回の19号台風水害で、平浄水場がダウンし、広範囲で断水が続いているが、水道局のHPを見ると、浄水場の設備の被害、修理の進捗状況。市内の各地区の断水と解消状況。給水場所等、逐次伝えられている。3.11同様、総力で対応していることが感じられる。ネットで給水所の様子を見ると、車の列とペットボトル、ポット等、身近なものに水を入れている人たちが目立つ。飲料水専用のタンク、非常用折りたたみ式水バッグなどを持参されている人はあまりいないことが気にかかった。現地のホームセンターで灯油用のポリタンクが入庫するたびに売り切れという書き込みを見つけたが、灯油用は、飲料水用と違い、・衛生面を全く考慮する必要が無い。・樹脂に使用される添加剤の種類や量が違う。などから、生活水だけに使って欲しいと思う。仙台市内のホームセンター、スーパーを回って見たが、灯油用のポリタンクでさえ売り切れ。また、ペットボトルの水も、被災地優先とのことで棚にない状態だった。写真は、16日いわきの帰りに立ち寄った広野町役場前のイオン。同日16日付のツイッターの写真では、小名浜イオンで1人2箱と読み取れたので、物流を断水地域に集中させていると思われた。
台風19号の大きさ、強さが、尋常ではないとのことが、早くから情報番組で伝えられていて、コースを注意していたが、15号のような風害の方が気になっていた。結果は、豪雨による水害が極めて大きなものになった。動揺したのは、以前、住んでいたいわき市平平窪地区の被害だった。14日にツイッターで、ドローンで撮影された動画を見たが、これほど広い範囲が冠水しているとは思わなかった。さらに、氾濫した夏井川の東側にある平浄水場がダウンし、広範囲に断水を引き起こしていることを知った。福島に在住していた頃、お世話になった方々も、被災されたようで、昨日、自宅の水道水を詰めた飲料水用ポリタンク、ペットボトル水などを車に積んで、「ロッコク」を使って、相馬市、いわき市に届けてきた。特に、いわき市の方は、車も廃車、自宅も、掃除をするのにも断水のため思うようにいかず大変な様子だった。「夜中の2時に急に水が上がってきた」「水害よりは風を心配した」という話が注意を引いた。水道管の切り替えなどの対策で、今日は、地区によっては通水が始まった所があるようだが、被害地区の水道が一日も早く全面復旧するよう念じるばかりです。