俳優の石橋凌がヴォーカルを務めていたバンドARBの6thアルバム。
作詞を石橋凌、作曲をギターの田中一郎が担当しています。
バンド名「ARB」は、Alexander Ragtime Bandの略。
労働者や社会をテーマとしたシリアスな楽曲が特徴。
また、骨太の渋いロックを奏でており上記の歌詞と合わさってとても硬派なバンド。
石橋凌のクセのない歌声と高い歌唱力も魅力的です。
ARBは当初アイドルグループとして売り出されようとしていましたが、石橋凌&田中一郎の曲と詩に対するこだわりから自らのロックを貫きます。
総評として完成度の高い楽曲とロックが持つ反骨精神を具現化した素晴らしいアルバムです。
【トラックリスト】
1. Do it! Boy
2. Give Me A Chance
3. ボート・ピープル
4. Black is No.1
5. ピエロ
6. War Is Over!
7. モンロー日記
8. ギターを持った少年
9. トラブルド・キッズ
10. ファクトリー
印象的なイントロから始まるブルースロック
「Black is No.1」
ARBらしい社会的な楽曲
「War Is Over!」
レゲエ調の楽曲
「モンロー日記」
アップテンポの楽曲
「ギターを持った少年」
アルバムの最後を締める父と子の関係を歌った
「ファクトリー」
などがハイライトです。
Black is No.1
ファクトリー(1988 Live)
ルースターズやARBのような硬派で実力派のバンドはもっと評価されてもいいと思うのですが、いかんせん知名度が低いのが難点です。
当時から骨太の音でいいですね。
もっと評価されてもいいのではないかと思いますが。