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■□■めぐりあう欲望■□■

■富士美優第1回監督作品■映画『めぐりあう欲望』公式ブログ■

役者 松村穣さん

2005年12月15日 17時44分55秒 | 監督■富士美優


 今回、この映画の中で、ヤミ金に借金している債務者役のジョーさんです。

  富士美が所属している事務所の大先輩です。

 穣(ジョー)さんは、ナゼ、ジョーと言う名前かというと、帰国子女だそうで、

 外国でも通用するように、両親がつけられたそうです。

 アメリカでの生活が長く、英語の方は、ネイティブですよ。

 それに、穣さんの声は、テノールの様な 「 ええ声~ 」なので、

 英語を喋っていると、映える事! あの声は、独特な響きですよ。

 そういう特技を生かして出演している作品が、篠田監督の『 スパイゾルゲ 』で、

 通訳の役で、出演されていますよ。

  そんな、穣さんに今回『 めぐりあう欲望 』に出演依頼をお願いした経緯は、

 高島さんと同じ舞台での共演が、縁でのことでした。

 第一印象は、年齢不詳の怪優だぁ~!!と思っていましたが、いざ、稽古が始まると

 とっても真面目な方で、もの凄いハートの綺麗な人です。

 第三者からすると、どうでもいいような話を、真剣に、熱心に聞いてくれて、

 周りの人をとっても大事にする人です。 このせちがらい世の中で、まるで自分の事

 の様に、相手の事を思いやれる人なんです。 そういう事柄から今回債務者役を、

 お願いした所、快く引き受けて戴きました。 債務者役なんですが、オタオタびくつき

 ながら。。。。なんてト書きにあるもんだから、金策に憔悴しきっている感じのオーダー

 だったので、テイクごとに霧吹きで顔、手のひら、ワイシャツにまで何度もなんども

 吹きかけて、ビショビショでしたー! ホンマあん時は、すんませんでしたぁー!!

 そのシーンですが、穣さんは、本当に憔悴しきってますので、                      

 皆さん必ずチェックおねがいしますよぉ~(^。^)



役者 高島広芳 (ヤミ金の男)

2005年11月15日 20時04分03秒 | 監督■富士美優
 ヤミ金融の男役の、劇中の高島広芳さんです。

高島さんは、私(富士美)が、役者として所属している、タイムリーオフィスの、
 
 先輩です。 私とは、舞台と、映像のお仕事を何度かご一緒させて頂いていました。

 高島さんの、私への初めの印象は、あまり良くなかったと言っていました。

 事務所に所属したての頃の私は、養成所上がりで、チャラチャラして、

 やる気なさそうな感じだったので、高島さんからすると、関わりたくないような

 奴だったと思います。 一番初めに、舞台で共演した時、高島さんは、

 俺に近寄るな的オーラを、私に発していました。

 しかし、芝居というのは、一度共演して、否応でも毎日顔を合わせていると、

 なぜかしら、家族のような親近感を感じるようになりました。 

 お互いに避けてとおるような間柄が、そんなにも距離が縮み、

 私には、兄貴的存在になりました。
 
 その後も何度か仕事が重なり、地方での撮影などで何度も、宴の杯を、

 酌み交わしましたが、とにかく高島アニキは、飲むと、めちゃくちゃ面白い!!
 
 何が、面白いかっていうと普段から、人をすごく観察しているので、

 共演者とかの真似を、面白おかしくやってくれます。

 それが、超そっくりで私なんか、笑いすぎて食べ物を喉に詰まらせ、

 窒息して、死ぬかと思うぐらい、バカ笑いしてしまいます。 

 一緒に飲んでて、そんなに笑わせてくれるひとは、まずいませんねぇ~

 芝居のときは、真面目なのにぃ~(`o`)

そんな、アニキの二面性が、面白いところ!!
 
 役に対しての、アプローチの仕方も見習いたいです。

 役で使う持ち物なんかも、そんなもの何処で手に入れたの~っ?? 

 ていうような、物を、役を与えられた段階で用意しているんですよッ!

 今回も、後輩の無理なお願いに快く引き受けてくれて、

 ヤミ金の男が、身に付けてそうな身の回りの物を用意してくれていました。

 さすがやなぁ~と思いつつ、後輩の初監督作品だろうが、ベストを尽くす

 そういう役者さんなんです。 高島アニキは、!! 

 役者 石原寛永 (周)

2005年11月12日 20時56分39秒 | 監督■富士美優
 『 めぐりあう欲望 』 で、一番難しい役所を演じてくれた、石原寛永さんの、         劇中の、周の千江利を凝視する決心の眼差しですが、この絵だけを観ると、          かなり恐いですねぇ~!           
逆らうとヤバそうですがぁ、 さておき、石原さんとは、この作品で、
初仕事だったですが、一番大変な周役を、私の、思惑以上で、演じてくてました。
 石原さんは、二枚目の役も、凄くいいんですが、
おちゃらけた役も面白い役者さんだと思います。
 今回は、周役だけでも、大変 なのに、初監督として、共演者としての、
わがまま富士美を、大きくサポートしてくれました。 
まわりの、役者さんや、スタッフさんへの、心使いが良くて、
自分の事以外に、よく気の付く役者さんです。
 不安定な周の心情を、完璧にものにしていて、撮影では、言わなかったのですが、
「 よくぞそこまで演ってくれたぁー~! 」と思うシーンが、多々ありました。
例えば、山場の階段落ちシーンですが、
蒲田行進曲の平田満さんにも負けず劣らずで、怪我から体を守るプロテクターも無しに、
私(富士美)の思いつきでの「階段から落ちてもらえますぅ~?」
のお願いに、腹をくくって、「 やります! 」と言って 
決死でやり遂げてくれました!
私としては、欲しい画が撮れて大満足ですが、軽いかすり傷ですんでほっとしましたぁ!
下手したら、大怪我、撮影中止でしたからね、 
どんな階段か?と言うと、六本木ロアビル近くの、人道りも少ない、
眼下に墓場を見渡す長くて急な、コンクリートの階段です。  
どんな映像になってるかは、本編を観てのお楽しみということで!
 期待していてください。
で、そんな階段を「 落ちてぇ~ 」って言われたら、普通は、
ぶち切れて、殺す気かぁー!!
と思い、撮影途中でも、帰りかねないような階段です。
 それなのに、石原寛永は、やり抜いた
いくら言い出しっぺでも、こっちが、びっくりです。 
落ちてから、カットがの声がかかり、
「 さすがやなぁーーーー すげぇよ、こんな役者みたことねぇーーーっ!! 」
って思わず、心の中で叫んでしまいました! 
まわりのスタッフさんや、役者さんも圧巻でしたね!
冷や汗ものだったと思いますが、 こういう事や、全体的に踏まえた上で、
石原さんは、映画に命を燃やす「 役者 」 なんですね。
あの階段落ちのシーンで、役者魂ここにありき!を見せつけられました!
 必ず、近い将来映画史に残るような名演を刻む役者さんになると思いますよ。 
映画関係者の皆さん世の中の映画ファンの皆様、
石原寛永 必見ですよ!

アナログなテレビと周

2005年11月12日 19時20分01秒 | 監督■富士美優
 千江利のヤサにあるテレビをなにげなしにチャンネルをまわす周(石原寛永) 
このテレビからストーリーが展開します。 
ある、事件の報道がながれてきて、それを観た周が、、、、、


 周は、あるトラウマを、抱えていて、
そのトラウマの内容の報道ニュースが、たまたま千江利の
ヤサで目にしてしまったのです。 

 
そもそも、この『 めぐりあう欲望 』 が、生まれるきっかけは、
このアナログなテレビが、始まりでした。 
私 (富士美)が、駅から自宅までの道のりに、竹薮があって、そこに、
このアナログなテレビが、ぽつんっと捨てられていたのです。 
毎日、毎日、このアナログテレビさんが、私に、うったえてきたのです。 
「 俺の話を書け! 」 と。 

頭おかしいと思われるかもしれませんが、
ものも言わないこのアナログテレビさんが、
私の、ハートに、チャンネルを合わせてきたのです。 

物にも魂が、あるのです。

 それから、何かが、乗り移ったかのように、脚本を書き始めました。 

もう、私の、脳みそからではなく、登場人物が、生きはじめ、
勝手にしゃべり出すのです。 

私は、昼夜問わず、そいつらのしゃべる事を、
ただひたすら紙に書き取るだけの 代筆者でした。 

色な人物が、私の、体を乗っ取り、しゃべり、
書かせるわけだから、
集中力を使い、体的には、めちゃめちゃ疲れるけど、
一番面白い行為でした。 

脚本と言っても、刑事が、調書を執っているような代筆だったので、
第一稿で、決定稿でした。(笑!)
商業映画の世界じゃ不可能ですね。 

まぁ、それが、自主映画の面白さですけどねッ!

書き終わった時は、すっごい寂しかったですよ~。

もう、登場人物達の、吐露が、聞けないんだぁあ~~って(>0<)  

 劇中の千江利 (富士美)

2005年10月23日 23時17分23秒 | 監督■富士美優


   ショーウィンドウに映る千江利が、周(石原さん)との、やりとり

   

  周。。。『 千江利、お前、毛皮とかダイヤなんか欲しくないか...........』


 千江利。。。『 そんなもんいらへん! 周が傍におったらそれで十分や! 

         私がダイヤになる、宝物になるぅ、だからずうっと傍におって! 』
 
  周。。。『 ...、 (声にならないフッ、と照れ笑いをし、いとおしいという表情で。)

         俺は、何処にも行きません! もう十分宝物です、チエリは! 』
 

 

長らくご無沙汰しておりました。

2005年06月22日 22時22分22秒 | 監督■富士美優
撮影も無事に終わり、関係者の皆様に心から感謝いたします。

私自身、初監督という事もあり、役者さん方や、撮影監督の池田さん、カメラの太郎さん、
プロデューサーの原田さん、周役の石原さん、わがまま放題ごめんなさい。

皆さんの熱い映画創りの思いに助けられ、ここまで来れました。

この「 めぐりあう欲望 」完成に向けて全勢力を注ぎますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

必ず、ハートに‘ガッン‘ とくる作品に仕上げますので、楽しみに期待してて下さいね!!

よろしくですぅ~。

富士美 優