昨年、大変好評だった、宮川早生。
今年は、カメムシで全滅です。
写真を見ても、カメムシの被害がわかりにくいですよね。
これが、カメムシの恐ろしいところなのです。
みかんは収穫後、人間によって、選果され、出荷されます。
カメムシの被害果と、そうでない果実を見分けるのは、とても大変なのです。
プロでも、難しいといえます。
今年のように、カメムシの大発生があると、私のように殺虫剤を使用しない農園のみかんは、壊滅的なダメージを受けます。
それでも、悪いのは、カメムシではないと思っています。
人間が作り出した、荒廃した人工林から、彼らはやってくるのです。
人工林を再生し、森の国をよみがえらせることが出来れば、みかん農家も、カメムシ防除など必要なくなるのだと信じています。
そうすれば、農薬汚染も減るでしょうし、人々はより豊かになれると思います。
そのために私が出来ることを、いつも考えながら、みかん仕事をしたいと思っています。
今年は、カメムシで全滅です。
写真を見ても、カメムシの被害がわかりにくいですよね。
これが、カメムシの恐ろしいところなのです。
みかんは収穫後、人間によって、選果され、出荷されます。
カメムシの被害果と、そうでない果実を見分けるのは、とても大変なのです。
プロでも、難しいといえます。
今年のように、カメムシの大発生があると、私のように殺虫剤を使用しない農園のみかんは、壊滅的なダメージを受けます。
それでも、悪いのは、カメムシではないと思っています。
人間が作り出した、荒廃した人工林から、彼らはやってくるのです。
人工林を再生し、森の国をよみがえらせることが出来れば、みかん農家も、カメムシ防除など必要なくなるのだと信じています。
そうすれば、農薬汚染も減るでしょうし、人々はより豊かになれると思います。
そのために私が出来ることを、いつも考えながら、みかん仕事をしたいと思っています。
美味しそうなミカンになりました。
大きなクサギカメムシ、一回り小さいツヤアオカメムシ、さらに一回り小さい、チャバネアオカメムシです。
今年は、チャバネアオカメムシが特に多かった感じがします。
写真のみかんは、おいしそうに見えますが、吸汁されています。おいしくありません。
みかんは、害虫には比較的強い農産物です。
味を直接的に悪くする害虫や、微生物はとても少ないと言えると思います。
残念なことに、ヒノキの人工林から進入してくるカメムシだけは、直接的に味を悪くします。
カメムシも、かわいそうなもので、いくらみかんの汁を吸っても、彼らの栄養にはならないんですよ。
そう、本来のエサであるヒノキの実がないので、仕方なしに吸っているのです。
肉まんの材料がないので、ダンボールで作ったものを、食べているようなものです。
カメムシは、みかんの汁を吸っても、子孫を残すことが出来ないのです。
人間も、本来食べるべきものを食べないでいれば、じゅうぶんな栄養を摂れませんよね。
我々もまた、まがい物の『食品』をとらずに、本物の食べ物を食べるべきだと考えております。
私は、これからも、本物の食べ物を生産してまいります。