愛媛のおいしいみかん 青い樂園

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          ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆橘中之樂

文化庁 文化的景観

2008-11-12 | 視覚

 石垣の段々畑。

 しかも、石灰岩質の、白い石垣。

 この石垣の段々畑で、みかん作りをしながら、地区を守ってきている、普通の農家さんたち。

 観光用でもなく、ただ、耕して作物を作るためだけに、人々はこの石垣を守っています。

 先月、東京の大学院生が、この地区の研究のために、長い間滞在し、研究調査をしておりました。私も、いろいろとアンケートなどに答えたり、話が出来ました。少しでも、研究の参考にしてもらえたら、うれしいです。


 さて、この大学院生から知らされたのですが、ここ狩浜は、文化庁が文化的景観として研究調査をしている、調査地として選定されています。まだ認定を受けておりませんが、全国の中から、いくつか選抜された中に入っております。

 なお、文化的景観には、宇和島の遊子の段々畑が認定を受けております。主に芋などを植えていますが、どちらかと言うと、芋作りが地域の主産業にはなっているわけではないので、狩浜のように、主産業であるみかん作りが今でも大きく支えているような景観は、全国的にも大変珍しいのだそうです。


 ところで、この石垣は、人が築いたわけですが、その石垣の作り方は、ブックマークでおなじみの、「神奈アトリエ日記3」さんに、とても詳しく掲載されています。今年の夏にお会いした、タマリンこと、大内さんが手作業で作り上げた、素晴らしい石垣です。この機会に、ぜひご覧くださいませ。



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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2008-11-12 22:33:20
この段々畑、ほんとに頭が下がります。
気候がカンキツに合っているのでしょうが、石垣をここまでされた先人たちのご苦労は、そしてその後も維持管理でしょう。
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kazuyoo60様 (アベッカム)
2008-11-13 21:16:35
そうなんです。維持管理が、大変なんですよ。

みかんの生産量は、今、過剰気味といわれております。

大不作だった一昨年くらいが、適正だとも言われております。

 なので、このような急斜面でみかんを作るのは、とても割に合わないという見方も出来ます。

 しかしながら、有機栽培、農薬不使用栽培のみかんは、市場ではごくわずかしか出回っておりません。
 食の安全が大きく叫ばれているのに、生産量が圧倒的に少なく、供給が行き届いていないのが現状のようです。

 私たちは、安全なみかんをお届けするだけでなく、美しい石垣を守り、訪れる人に感動を与え、緑濃きいのちの山と、青き海を守っています。
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