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宴会やろうぜ!

今日から断酒。医師の診察を受けて薬も貰いました。目標は宴会に参加して酒を飲まないこと。夜の時間潰しのためブログ始めました

脳が縮む

2012年05月26日 | 病院のこと

まわるです。こんばんは。

以前参加した節酒セミナーの資料をパラパラと見ていたのですが、アルコール依存症の方はもちろんですが、比較的少ない飲酒量でも脳が萎縮することがあります。「アルコール 脳 萎縮」、「アルコール 脳 CT」、「アルコール 脳 MRI」等のキーワードでぐぐると画像付きで説明してくれているサイトが見つかると思います。CTやMRIで見ると、脳の内外に出来た隙間の部分が黒く写り、そこに隙間があるということがハッキリとわかります。

脳が縮むって・・・なんだか怖いですよね。認知症とか脳梗塞とか、何か色々と問題ありそうだし、問題起こりそう・・・。

禁酒セミナーで脳が縮む話しを聞いた後、急いで近隣の脳神経外科を探してMRI検査を受けました。結果は何ら問題無く良好。先生曰く、「この状態ならとりあえず5年位は気にしなくてもいいかもね」とのことでした。費用は国保3割負担で8千円弱。アルコールの飲み過ぎが原因で脳に問題が出ていないか調べて欲しいと言うと診察費用が高くなりそうな気がしたので、「最近なんだか頭がいたいんですよね~」ってな感じの軽い嘘をついて診察受けました。


ブレーキが壊れたクルマ

2012年05月21日 | 病院のこと

まわるです。こんばんは。今日は金環日食がありましたね。ご覧になりましたか? 私は自分の体内時計が狂っていたようで、いつもは6時半頃には起床するのに、今日に限って寝坊して7時40分頃起床。折角の機会なのに残念なことをしました。

ところで、断酒して2週間が経過し、病院にも都合2回行きました。そろそろ初回通院時の記憶が怪しいので、今日は始めて病院に行った時のことを書いておきます。

私の主治医はS先生です。私と同年代、40代に見えます。人当たりのよい、優しく穏やかな雰囲気の先生です。

初診ということもあり、S先生と長時間会話しました。診察時間は1時間位だったのではないかと思います。私がいつ頃から酒を飲み始めたのか、普段どのように酒を飲んでいるのか、年とともにどのような変化があったか、飲酒が原因で何か問題を起こしたことがあるか、なぜ病院に来ようと思ったのか等、その他もろもろの問診を受けました。

問診の後、アルコール依存症について基礎的なことから興味深い話題を交えつつ説明して頂きました。アルコールは強い依存性のある薬物であること、多くの有名人がアルコール依存症に帰因する病で亡くなっていること、外国と比べると日本ではアルコール依存症のイメージが悪いためにアルコール依存症であることを認めたがらない風潮があること、アルコール依存症で亡くなった方の平均寿命は40代後半から50代前半と極めて若い年齢であること、アルコール依存症は今の医学では治せないこと、アルコール依存症で亡くなる方の死因は肝硬変・糖尿病・心筋梗塞などのほか自殺や不慮の事故の割合が高いこと等、色々な話しを伺いました。

話しの途中、S先生は引き出しからミニカーを取り出して、右や左に軽く動かしています。

S先生 「まわるさん。ブレーキが壊れたクルマって運転したことありますか?」

まわる 「さすがに無いです(笑)」

S先生 「ブレーキが壊れたクルマを運転したらどうなりますか?」

まわる 「それは・・・どこかにぶつかったりして事故になっちゃいますよね。」

S先生 「そうですよね。アルコール依存症の人は『ブレーキの壊れたクルマ』なんです。普通の人ならここで止まらなきゃと思うところでも、アルコール依存症の人はそのまま止まらずに走ってしまうんです。人間のすごく動物的な部分が影響を受けているために、理性ではどうにもならないんです。」

まわる 「そうですか。困ったものですね(苦笑)」

S先生 「まわるさんの場合、アルコール依存症であることは間違いなさそうなので、治療としてできることは断酒しかありません。断酒するということでいいですか?」

まわる 「はい。それでお願いします。ところで先生、断酒するために『抗酒剤』という酒が弱くなるクスリがあると聞いたのですが、酒をやめた時の離脱症状(=禁断症状)を抑えるクスリは無いのですか? そういうクスリがあったほうが楽に断酒できると思うのですが・・・」

S先生 「ありますよ(笑)。そのためのクスリも処方します。」

まわる 「ほんとですか先生!! では断酒でお願いします!! やっぱり病院には来てみるもんですね!!」

だいたいこんな感じだったでしょうか。断酒するということは、この先一生アルコールを飲まない生活を選ぶという(酒飲みにとっては極めて重要な)ことなのですが、禁断症状が出ないというあたりがツボにハマったのでしょうか、かなり簡単に結論を出して断酒を開始しました。断酒を始めて2週間、禁断症状を抑えるクスリ(セルシン錠(一般名:ジアゼパム錠))には本当に大変お世話になってます。この日、病院で処方してもらったクスリについてはこちらをご覧になって下さいね。


アルコール依存症の治療に向けた病院探し

2012年05月20日 | 病院のこと

まわるです。こんばんは。今日は私がアルコール依存症を治療するために病院を探した時のことを書きます。

多くの方が「地域名 アルコール依存症 病院」程度のキーワードで検索するのではないかと思います。最初は私もそうしたのですが、ヒット数が多い割に役に立ちそうなサイトに巡りあいません。仕方がないので出来る限り多くのサイトをちら見して、まずはキーワード探しをしました。そんな私がオススメするキーワードは以下のとおりです。

■病院探しのおすすめキーワード ※都道府県名を地域名として追加して検索して下さいね。
・アルコール専門医
・アルコール 認知症 病院
・アルコール 統合失調症 病院
・アルコール 病院 相談
・アルコール 病院 家族

こんな感じでしょうか。例えば上で「アルコール専門医」と買いてある場合は、「東京 アルコール専門医」というような形式で複合検索をすることとなります。アルコール症を専門に扱っている病院はあまり多くないため、市区町村名で検索するよりは都道府県名で検索したほうが良い気がします。認知症とか統合失調症をキーワードに加えることには少しびっくりするかも知れませんね。しかし、アルコール依存症の治療は、認知症等の治療と同じ病院で行われていることが多いようです。

実際に検索してみると、自宅の近所で適当な病院が見つからないかも知れません。あっても「アルコール依存症の外来やってます」程度の簡単な内容しか書かれていない総合病院も多いと思います。しかし、中にはどのような治療が受けられるのか、HP上にしっかり書かれている病院もたくさんあるはずです。「当院では入院治療を中心にやっています」、「外来治療を受け付けています」、「まずは相談窓口に電話してください」、「アルコール症のご家族を持つご家族向けの診察・相談もやっています」等、自分の病院をアピール?する具体的な内容が書かれている病院を私なら選ぶと思います。

同じ悩みを持つアルコール依存症の方々、そのご家族の方々が良い病院に巡り合えることを願っています。ではまた(^^)ノ


病院に行こうと思ったきっかけ

2012年05月19日 | 病院のこと

まわるです。こんばんは。離脱症状(=禁断症状)などは全く無く、無難に断酒生活を続けています。

先日病院で2回目の診断を受けてきました。このブログを作った際、病院に行こうと思ったきっかけ、病院選びの方法、医師とのやりとり等を記録するために「病院のこと」というカテゴリーを作ったのですが、今までこのカテゴリーで記事を書いたのは1回のみ、それも病院に関することでは無く、過日参加した節酒セミナーで教わったはAUDIT(オーディット)についての記事。記憶力が怪しい年代になってきていますし、このままでは通院絡みのネタを全て忘れてしまう気もしますので、今日は病院に行こうと思ったきっかけについて書こうと思います。

以前にも書きましたが、私の飲酒生活は、成人する少し前から20数年にわたって毎日晩酌、休肝日は年に片手ほど。1回の晩酌は缶チュウハイのロング缶(500ミリ×6%) を3本以上。週に1~2回は晩酌の後にスナック、パブ、キャバクラ通い。スナック等での滞在時間は3時間以上、たまに朝帰り。最近は酩酊状態で玄関ドアを 開けられずに玄関前で撃沈することが数回、しかし、2~3年前までは問題なく帰宅してベッドで爆睡していました。

爆睡していても寝ている途中で喉が乾いたりトイレに行きたくなったりして目が覚める時があるのですが、そうした時はそれなりに用を済ませてベッドに戻って再度爆睡。それが、この1年くらいでしょうか、状況が少し変わりました。アルコールを飲んで爆睡し、その後、夜中に目が覚めるというところまでは変わり無しです。変わったのは目が覚めた直後で、正に目が覚めた瞬間に「酒が飲みたいな・・・」と感じるようになったのです。それでも最初の頃は「今日は飲み足りなかったのかな・・・」程度で何も気にせず買い置きの酒を飲んだり、近くのコンビニに酒を買いに行って飲んでいました。

そんな生活が数ヶ月続いた時にバカな私でもひとつのことに気が付きました。 「俺、なんかどこか壊れてる・・・」

それまで二日酔いになることは多々ありましたが、仕事にならない日は年にほんの数回程度、仕事のスケジュールを見て飲酒量をコントロールしていたので仕事に影響が出ることも無く、家庭内でもそれほど問題は発生していませんでした。しかし、夜中に追加飲みをすると翌朝は極めて辛く、今までに無かった自分の行動(夜中の追加飲み)、それに伴う仕事や家庭での問題に恐怖を感じ、病院に行ってみることにしました。


AUDIT(オーディット) アルコール依存症に関するセルフ・チェック

2012年05月13日 | 病院のこと

まわるです。おはようございます。無難に断酒を続けています。今日のうちの近所は真っ青な晴天で、どこかに遊びに行きたい気分です。

今日はAUDIT(オーディット)というアルコール依存症に関するセルフ・チェックをご紹介します。私が断酒を選択する前、多くの方と同じだと思いますが、節酒(=飲酒量コントロール)を試みたことがあります。本を読んだり、節酒セミナーに参加しました。節酒セミナーの中で紹介されたのがAUDITです。

AUDIT(Alcohol Use Disorders Identifications Test)は、WHO(世界保健機構)が開発したもので、健康に害をもたらす様なお酒の飲み方を早期に発見し、修正するためのスクリーニングテストです。以下のリンクは、国立病院機構・琉球病院のサイトに掲載されているAUDITテストです。他にもありますが、これが一番採点が楽なのでご紹介します。

■国立病院機構・琉球病院のAUDITテスト
http://www.hosp.go.jp/~ryukyu1/sinryo/alcol/e-audit.html

いかがでしょうか? 私は22点でした。採点結果の注意点は「20点以上の方は強くアルコール依存症が疑われます」。当たりでした(笑)

質問2で「ドリンク」という言葉が出てきますが、アルコール飲料に含まれるアルコール10グラムを1ドリンクと表現し、以下の方法で計算します。以下の計算式を使えばどの種類のお酒でもドリンク数を計算できます。

■ドリンク数の計算
ドリンク数=アルコール飲料(ml)×アルコール度数(%)×アルコール比重0.8÷10(グラム)
(計算例)
・ビールのロング缶(500ml)1本、アルコール度数5%のドリンク数
  500×1×(5÷100)×0.8÷10=2ドリンク
・日本酒1合(180ml)1杯、アルコール度数15%のドリンク数
  180×1×(15÷100)×0.8÷10=2.16ドリンク

私の場合、自分のことをアルコール依存症だろうと認識していたので何ら抵抗なく病院に行けましたが、「自分はアルコール依存症では無い」と言い張るご家族をお持ちで悩んでいる方は、AUDITをうまく活用することで次のステップ(=通院)へとつながるかも知れませんね。

ちなみに、1日2ドリンク程度を飲酒する人はお酒を全く飲まない人よりも死亡率が低いという研究結果もあるます(アルコール+Jカーブ効果でぐぐると出てきます)。しかし、1日2ドリンクを超える量になると、飲酒量に正比例して死亡率が上昇します。また、体が1ドリンク消化するためには2時間必要なので、4ドリンク以上飲んでしまう人は1晩8時間寝ても酒が抜けないということになります。

長期間・大量飲酒していた私が言うのも変ですが、たくさん酒を飲むことはいけないことですね(笑)