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喫煙者と非喫煙者の寿命の違い。

2007-05-09 14:41:13 | Weblog
 最近厚生労働省の研究調査班が調べた結果によると煙草を吸う男性は、吸わない男性に比べて40歳以降の余命が約3・5年短くなることがわかった
 寿命に対する喫煙の影響が、具体的な数値として明らかになったのは国内では初めて。喫煙対策の重要性を示す研究として注目されています。
 またイギリスで、同じグループの人たちを対象にして、50年間にわたって調査を続けた結果、たばこを吸う人は、平均して、寿命が10年短いことがわかったと2004年に報告された。この調査は、オクスフォード大学の名誉教授、リチャード・ドル博士らの研究チームが行ってきたもので、調査対象となったのは、1900年から1930年に生まれた男性医師3万5000人。その研究資金は、「英医学協議会」「英がん研究所」「英心臓基金」などから出されている。
 調査結果によると、60歳でたばこをやめた人は、やめなかった人と比べると、寿命が3年伸びている。同様に、50歳でたばこをやめた人は、寿命が6年延び、40歳でやめた人は寿命が9年延び、30歳でやめた人は、喫煙によって命が縮まるリスクをほぼ完全に回避できるという。
 つまり、30歳で禁煙すれば、喫煙による害はゼロに等しいらしい。さらに、喫煙のために命を縮める原因となる病気としては、まず、肺がん、次いで心臓病、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、およびその他の呼吸器疾患が主なものだという。
「ここ数十年間の医療の進歩で、こういった病気の治療や予防が進んだ。しかし、こうした進歩も、たばこを吸い続けている人たちには、何の恩恵ももたらしていない。したがって、非喫煙者と喫煙者に寿命の違いがますます広がった」とドル博士は述べている。このイギリスの喫煙調査の研究チームは、1954年、喫煙と肺がんとの密接なつながりを実証する記念碑的な業績を発表している。今度の報告は、その50年後に発表された、第2の歴史的報告となっている。
 
 さてここで考えて欲しいのがもし20歳の時から煙草を吸い続けている人が60歳になったとき、煙草を吸い続けると80歳で亡くなりますが、やめれば83歳まで生きれます。と医者に言われたとします。まーこの記事の平均の話しなのでもっと早くに亡くなるかもしれませんし、もっと長生きするかもしれませんがそれはおいといて、その3年の為に100人中何人がやめるんでしょうか?
20歳の時の3年と80歳の時の3年。同じ3年でも大分変わってきます。
「たかが3年だけ早くしんでしまうのなら別に吸い続けるよ」って言う人の方が多いのではないかと思うのは私だけでしょうか?
私も煙草を吸いますがヘビースモーカーではなく1箱で1週間もつ時もあります。
そんな私だと「別に吸っても吸わなくても一緒だし、長生きしたいからやめようか」って思うんですが、ヘビースモーカーの方だとそうなる人は少ないんではないでしょうか?

 煙草を吸う人には2タイプの人がいると聞いたことがあります。
まず1つが一般的なニコチン中毒の人。このタイプの人はやめにくいと聞いたことがあります。吸わないとイライラしたり、眠れなかったりするらしいです。
もう1つが何かを口にくわえたいと思う癖になっている人です。
このタイプの人は吸わないでもイライラしないし、周りが吸っているから吸いたいなどと思う事もないそうです。私も後者のタイプで仕事場以外では吸いません。なので長い休日だと1週間吸わないこともしばしばあります。それなのに止めてない自分はどうなのかって思いますが・・・。

 でもこのような調査結果げ出ているのだから30歳になったら・・・40歳になったらと思わずに、今から実行して後悔しないですむ人生を送りたいですね。