記事の扱いがほぼ人間並みなのが面白い。日高屋が配膳ロボットの「採用」に踏み切ったそうである。ロボットと言ってもほぼ円筒形で、ルンバの高さを1m位に引き伸ばしてそこに棚を何段か取り付けたものを想像してもらえれば宜しい。注文した料理を客が取り上げる手間は有るが、座った状態でも手が届く距離まで近寄ってくれる様なので問題は無いだろう。3週間の「インターンシップ」の結果、幅55cmで小回りが利く、運べる品数が多くホール係の負担が減る、お子様方が大興奮との事で、概ね好評の様である。コロナ禍でバイトの応募が減った上に新人教育の手間が悩みだったそうだが、コストを除く問題は解決出来そうだと手応えを感じているらしい。浦和の店舗にも「配属」される予定だそうだから、一度試してみたい。しかし相手がロボットだろうとカスハラかますカスは何処にでも居るのであり、増加するであろう接客ロボットのケアが課題になる様な気もするのである。
小康状態が継続中のコロナ禍である。米英仏独では新規陽性者数が10万人単位の横ばい状態であっても、行動制限を復活させる予定は無いらしい。「年間を通して一部の人が体調の悪い社会」を新常態として受け入れる方針なのだろうし、今となっては現実解にも思える。日本でそこら辺がどうなるかは分からないが、少なくとも外出時にはマスクと云う習慣は続くと思われる。そうなると気になるのが、この期間に思春期を迎えた若者たちの心理である。マスクを外した素顔を見られるのは恥ずかしいと云う方向に歪んでしまわないか心配している。羞恥心は集団の共通認識によって形成されるものである。仮に、中高年世代がパンツ丸見えでも恥ずかしくないとしても、多感な若者世代も同様だと思い込むのは早計である。パンツから何かはみ出していても恥じる所は無いと私は断言出来るが、そこは共通認識との擦り合わせが必要なのであり、マスクに口を出す権利は無いのである。
まだ過渡期。そう自分に言い聞かせている。3月23日からd払いアプリの本人確認で、マイナンバーカードの電子署名が利用可能となった。これまではeKYCでカード表面やら顔やらを撮影して送信し結果は後日ご連絡、と云うアナログな手法で認証していたが、やっとマイナカードの本領が民間でも発揮出来る様になったかと思うと感慨深い。何で電子署名用の方かと云う疑問も有るが、利用者証明用の方はサービスへのログインに使う想定である事を考えれば、それも仕方ないのかも知れない。実際、何の電子文書にも署名はしていないし、運用もマイナカードから現住所と生年月日を読み取って既に登録してあるdアカウントと照合し、結果は後日ご連絡と云うデジタル技術を贅沢に使ったアナログである。将来的に情報銀行が立ち上がればまた話も違ってくるのだろうし、マイナカードで本人確認したdアカウントが実質そうなる可能性も秘めてはいるのだが、まだ過渡期なのである。
電力需給ひっ迫警報は午前11時に解除された。結構ギリギリだったらしく、想定以上の節電が為された事で乗り切ったとの事である。電気代も昨年同月比で2割程度上昇しているし、これを機に更なる節電に励みたいと思う（ネット関連を除く）。それに被害状況を聞く限り、楽観は出来ない。ボイラーやタービン、変圧器が損傷している発電所が多く、復旧時期の目途が立たない所も有る。三寒四温の時季が過ぎるまでは再度警報が出される可能性に留意しておきたい。将来、同様の事態が起こり得る災害大国日本である。発電施設の分散化の早期実現が望まれる。一家に一台核融合炉は暫く無理だと思うし、太陽光も風力もお天気次第で不安定である。都市部であれば、下水処理時に発生するメタンガスを活用出来ないものかと思う。アンモニアを燃やすと云う世界的に見ても奇天烈な技術開発に邁進するついでに、身近なエネルギー源探しに労力を割くのも悪くないと思うのである。
ざっぶい。暑さ寒さも彼岸まで、と云うフェイクニュース流布を何故政府は止めないのか。内閣総辞職して国民の信を問うべきだと思うのだが、それはもう少し暖かくなってからでも構わない。先般の地震で稼働が停止した火力発電所の影響でギリギリの電力供給が続いており、今夜が山場だそうである。拙宅でも着込めるだけ着込んで寒さを凌いでいるが、PCは普段通りなので貢献出来ているかは微妙である。東日本大震災時に定められた「需給ひっ迫警報」が初めて発出され、場合によっては先日同様に意図的な停電も有り得る状況である。あれは対象地域をランダムで決めているそうだが、その候補に千代田区が含まれているのか興味が有る。ただ問い質しても時間の無駄であろう。ネット環境が遮断されると禁断症状が出るので、停電時のバックアップ電源の確保を本気で考えねばならないとは思っているのだが、それも暖かくなってからでいいかなと先延ばししているのである。