どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2906

2020-12-21 19:26:10 | 時間の無駄
ちょっとドバイ行ってくる。世界貿易センターにあるネイルサロンが、爪にNFCチップをデコってくれるらしい。支払いにも使える様なので是非試したいのだが、そんなもんに情報を登録させてくれる国内のサービスはあるまい。ドバイで豪遊する分には苦労しなさそうだが、少々手持ちが足りない。爪が伸びるので3か月後には貼り直しも必要な様である。そんなに頻繁に行ける場所でも無く、打倒ブルジョアと訳の分からない八つ当たりをしている所である。ただ発想としては手の甲にQRコードを彫るよりは現実的である。盗難や紛失の危険性も、指輪やブレスレットに比べれば低い。現状ではチップのサイズもそれなりに有るので、モリモリにデコらないと隠せない様だが、将来的には付け爪と違和感無く一体化する程度には小型化するだろう。国内で利用出来る日を楽しみに待ちたいのだが、「指を一本だけデコったじいさん」が社会的に許容されるかは、また別の問題なのである。

どうでもいい四百字 2905

2020-12-20 18:43:14 | 時間の無駄
一長一短であり、何とも悩ましい。新型コロナを指定感染症から外し、五類感染症として欲しいと云う医師からの主張が散見される。ただ相手は厚労省であり、指定の一年延長が閣議決定されたばかりである。あそこの性格からして覆すのは容易ではない。「やりませんやりますやっぱりやめます」と云う俊敏な対応で現場を大混乱に陥れたGoToキャンペーンと好一対なのだが、要するにどっちに転んでも誰かに迷惑が掛かると云うのがこの社会の仕組みなのだろう。指定感染症からの除外は説得力がある。一類二類感染症に準じた扱いなので、病院への隔離が原則で違反者には懲役刑が課される。大半がホテルか自宅で療養している現実と大きく乖離しているのは明らかなのだが、そう云う所はお堅い厚労省である。「高熱出して駆け込んだら座薬ぶち込まれて鎮痛剤持たされて追い出された」インフル罹患経験者からすれば、もうそのぐらいの扱いでいいんじゃないかなと思うのである。

どうでもいい四百字 2904

2020-12-19 18:48:29 | 時間の無駄
21世紀のこの国には保守も革新もない。居るのはクレーマーと、被クレーマーである。何とも消化の悪い単語であるが、他に良い表現が見つからなかった。略して被クレ君は、概して有能である。保守派と云われているが人権問題の一部に関しては、下手なリベラルよりも革新的だったりする。左右清濁併せて唯々諾々と呑み込んでしまう被クレ君が相手では、政策面で対立軸を見出す事は難しい。その点はクレーマーに同情するしかないが、昨今の言動には異論を差し挟みたい。行政が強権を発動せずお願いベースで事を進めているのは、私権の干犯を避けるが故である。仮令ヨノナカにアホが溢れていたとしても(精々全人口の2割程度である)、その権利侵害を国家権力に求めてはならない。自分がルールを守っているのにアイツらだけズルい、だから叱って(自らが手を汚したくない)と云う気持ちは分かるが、じっと耐えている被クレ君の胸の内も酌んであげて欲しいのである。

どうでもいい四百字 2903

2020-12-18 18:58:21 | 時間の無駄
個人的には心底納得した。「毒殺したければ最後までやる」と云う弁明がこれ程説得力を持つ政治家は、そうそう居ない。ただ「政敵であっても自分のシマで毒を盛った奴」が無事で済むとも思えない。どちらにせよ真実は永久凍土の中であろう。将来の温暖化を待ちたい。翻って我が国の宰相は、国際社会でのキャラ立てに成功しているとは言い難い。実務肌の彼とすればそんなもん立てる意味が有るのかと考えるだろうが、「主義主張が分かり易い」と云うのは政治家、特に外国を相手に丁々発止を繰り広げなければならない立場であれば、表層的にはどう云う思考回路の持ち主なのかを印象付けておく必要があろう。隙を見せて攻めさせるのも、外交の戦術の一つである。今の儘だと「与党内勢力の調整役」と見透かされ、重きを置かれないだろう。パンケーキで好感度を上げるのも悪くはないが、「柔和で油断ならない策士」と云う方向でキャラ立てしてはどうかと思うのである。

どうでもいい四百字 2902

2020-12-17 20:12:05 | 時間の無駄
ご命令通り、病床は100%確保しました。でも運用出来るのは70%ぐらいです。絶対にこの国は戦争をしてはならないなと改めて思う。平時ならば員数主義でも良しとされるのだろうが、今はキッチリした数字を上げて「足りません」と言うべき時だろう。尤も、そう言える環境だったら患者の受け入れがほぼ不可能な状況を「逼迫」とは表現しないのかも知れない。これから我々に出来る事は限られているが、医療機関の手を煩わせる事だけは全力で回避する年末年始でありたいと願っている。家に籠るのが最善手にも思えるが、それでも16トントラックが突っ込んでくる可能性はゼロではない。普段の社会活動で陽性者と濃厚接触する確率の方が、少し高い程度だろう。目先の悪い数字に怯えず惑わされず、そして侮らず誤魔化さずに淡々と出来る事をやるしかあるまい。風邪程度の症状なら根性と気合と養命酒で乗り切れと言いたい所ではあるが、それも員数主義的には違いないのである。