どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3118

矢張り中国はスケールがでかい。河南省・鄭州市の豪雨で、当局が「1000年に一度」の災害であると発表した。1000年前は北宋が中原に覇を唱えていた時代である。日本との関係はその100年後に興った南宋の方が深い(平清盛の日宋貿易はこっちである)が、どちらにせよその頃から統計が取られていたとは、記録マニアの中国であったとしても信じ難い。何かと話を大きくしたがるのが人の常なので、こんな大雨は見聞した事が無い、と云う古老の言葉を拡大解釈したもの程度に考えておけばよかろう。とは言え1年分の雨が3日間で降ったと云うのは確かに尋常では無い。その驚きは十分伝わってくるのだが、話を大袈裟にし過ぎると後々苦労する事になる。そう考えると50年と云うのは人間のライフスパンから見れば、それなりに妥当な表現なのかも知れない。出来れば生涯そう云う被害に遭いたくないのであるが、大自然に拮抗するには人類の文明史は余りにも短く、か弱いのである。

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