残念ながら米国限定らしい。旧Twitterの課金ユーザ向けに、チャットAI「Grok」が間も無くリリースされるそうである。特徴として学習データだけではなくリアルタイムの情報にも対応出来る事と、ユーモアに富んだ返答をする事が挙げられている。生のアメリカンジョークを体験出来ないのはもしかすると幸せなのかも知れないが、いずれにしてもこれが収益改善に繋がるとは考え難く、オーナーの道楽だと割り切った方が良さそうである。笑いのネタが槍玉に挙げられる事の多い昨今、AIがどれだけ地雷を回避出来るのかに興味は有るが、その為だけに金を払うと云うのも微妙である。そんな貧富の格差を揶揄するだけで炎上し兼ねないのであるから難儀である。ユーモアの披瀝は旧Twitterの様に何処から流れ弾が飛んで来るか分からない修羅場では無く、見知った同士の閉じた環境に留めるべきではないかと思うのだが、言論の自由を標榜するSNSとしては少々窮屈に感じるのも確かなのである。
