地銀はいよいよ苦境に立たされそうである。ここ数日、身に覚えの無い現金の引き出しがされているとのツイートを見掛ける様になった。ドコモが運用を開始した「ドコモ口座」と銀行口座が勝手に連携されて、そこから抜き取られている様である。紐付ける際に用いる個人情報が口座番号と4桁の暗証番号だけの銀行が狙われているらしい。現時点では七十七銀行に被害が集中しており、口座連携を停止する事で応急処置としている様だが、セキュリティレベルが低い銀行であれば同様の手口で狙われる危険性が有る。問題は「お金を預けている銀行がザルなのか」が一般人には分かり難い点である。ざっくりとした判断基準ではあるが、「二段階認証が無い銀行口座は勝手に連携されても気付き難い」と思っておいた方が良さそうである。セキュリティ強化の余力が無い地銀には、頭の痛い話であろう。同時に、フィンテックに限らずネット上での本人確認の難しさを感じるのである。
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