新世紀感が半端ない。国連は世界人口が80億人に達したと発表した。1950年の25億人からの爆発的増加である。更にインドが中国を間も無く追い抜くらしい。両国合わせて28億人であり、三人寄れば一人はインド人か中国人と云う事になる。今後の世界経済の牽引役と見做されているインドであるが、成長著しいアフリカ諸国にいずれ追い越されるのではと云う予測も立てられている。アフリカ大陸の人口は12億人らしいから、マス層が消費者として成熟した時の成長力はインドに劣らない。そんなこんなで各国がインドやアフリカでのビジネス展開を企てている様だが、20世紀的交易関係は恐らく成り立つまい。経済に於いても数は力であり、力こそパワーである。日本がどんなに頑張っても消費者が9000万人を超える事は無いのであり、モノやサービスがローカライズされる機会も減るだろう。簡単なヒンディー語ぐらいは読める様になっておこうかなと、小国の一消費者は思うのである。
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