どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3540

2022-09-16 18:11:01 | 時間の無駄
皆様お待ちかねのイグ・ノーベル賞発表の季節である。今年も目出度く我が国から受賞者が登場し、10兆ジンバブエドル及び自分で組み立てるトロフィーのPDFファイルが授与される事となった。これで16年連続の快挙であり、実に誇らしい。研究分野が理系に偏っているのが少々不満であり、「法律関係の文書が不必要に分かり難い原因の分析」で文学賞を受賞したカナダのチームの様な気鋭の文系の登場が待ち望まれる。それにしても驚かされるのは、事務局のリサーチ能力である。毎年ノミネート可能な研究を探し出すのは並大抵の苦労ではあるまい。工学賞を受賞した松崎教授の発表は1999年の修士論文であり、そんなレベルまで探索の網を広げているのかとその執念深さに畏敬すら感じる。病理心理学賞を是非進呈したい。コロナ禍が終息し、コスプレをしてタイムキーパー係の女の子をお菓子で買収しながら受賞スピーチに臨む、そんな平穏が再び訪れる日を願っているのである。

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