どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3029

EUらしいと言えばEUらしい。現在検討中のAI規制法案である。公共の場での顔認証システムの利用は、法執行を目的とする場合は禁止する項目を盛り込むらしい。ややこしい言い回しであるが、要するに個人の生体情報を国家が無制限に収集したらダメ、と云う事らしい。空港とかで犯罪者を捕捉するのに便利だと思うのだが、まずは「人権が最優先で、AIを用いた監視社会は作りません」と宣言したものと思っておけばよかろう。コッソリやっている分には、誰にも分からないのである(露見した時の罰金が法外だが)。後は各論のトレードオフである。色んな所が顔パスになれば便利この上ないが、ちょっと後ろめたい事をしようとするとそれが仇になる。クレカの利用履歴でバレてしまい、バツの悪い思いをした人も居るかも知れない。監視社会はまず論外として、自分の顔がIDになってしまった時にどうやって匿名性を獲得するか。その策は人間様が考えないとならないのである。

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