どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3311

国内問題でもあるし、国際問題でもある。大間産クロマグロが割り当て枠を超えて漁獲され、非正規ルートを介して市場に流通している事が発覚した。舌のストライクゾーンが広い私としては自分が食って美味ければそれで良いと思ってしまうのだが、ブランド信仰はそれなりに根が深い。漁業者としても「大間のマグロ」と「太平洋のマグロ」で売値が全く違ってしまうのであれば、より高く売れる方を選ぶだろうし、少々余分に捕まえてしまうのも道理である。乱獲によって絶滅する恐れが有るとして、マグロ漁そのものを規制すべきだと訴える国もある。資源管理が徹底されている事を対外的に示す必要が有るのだが、その信頼も揺らぐ事になる。牛ばっかり食っている国に口を挟まれるのは誠に遺憾ではあるが、変な所で外交上の弱点を作るのも得策では無い。簡単な問題では無いが飽食の時代である。美味いもん位は品定め出来る程度に、消費者が自腹で勉強すべきなのである。

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