どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3310

民主主義とは揉める事と見つけたり。伊国で大統領選が4回連続でどの候補者も有効得票数を満たさず、近日5回目が行われるそうである。彼の国の大統領は名誉職的な位置付けであり、急いで決めなくてもいいんじゃないの?と云うラテン的な思考も影響しているのかも知れない。南北で文化が異なり、更に都市国家単位で覇を競った歴史的背景からすれば、国として纏まっているだけまだマシとも思える。ローマ帝国時代から連綿と続くライバルである。そう簡単に手を組めるものでも無かろう。とは言え少なくとも交渉の卓を蹴っ飛ばす奴が出てこない辺りは流石である。納得するまで根競べをすれば宜しい。しかしマキャベリズムの本家本元ですらこれだけ揉めるのであるから、表面上波風を立てずに事を進める我が国の政治家は、その寝技スキルを全世界に誇るべきだと思う。個人的には国会でガンガンに揉めて欲しいのであるが、「和を以て貴し」な以上は望み薄なのである。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時間の無駄」カテゴリーもっと見る