どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3324

現時点では金持ちのオモチャである。NFT市場にて5060万ドルで売られたキャラが、5分後に4960万ドルで売却者に買い戻されたそうである。何で100万ドルも損をする取引が行われたかであるが、どうやらその市場での売買高を大きく見せて、新規顧客を呼び込む戦略らしい。金融商品なら確実にアウトだがNFTは法整備が追い付いておらず、現時点ではやりたい放題である。また大口取引を成立させた人には手数料の一部を還元するインセンティブを市場側が提供しており、中には100回以上もピンポン売買が行われたコンテンツも有るそうで、元手が有って上手く立ち回れば儲ける事も可能なのだろう。結果としてNFT全体がバブリーになって適正価格が形成されないと云う、とても不健全な状況である。一国家の規制が及ばない特性上、もう暫くそんな感じの狂騒が続くのだろう。政府が成長戦略の一環として取り組む姿勢を表明しているが、そう云う鉄火場である事をご理解頂きたいのである。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時間の無駄」カテゴリーもっと見る